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コンサートレポート



ユッコ・ミラー スプリングツアー 2017
■2017.4.17@大阪・Mister Kellys'

レポート

キュートなルックスと骨太な音色。
クセになる、ユッコ・ミラーワールド!

ピンクの髪色が特徴的で、キュートなキャラクターで数々のメディアに登場して以来ファンも多いサックス奏者のユッコ・ミラーさん。「YUCCO MILLER SPRING TOUR 2017」と冠した全国ツアーから、4月17日、大阪2日目のMister Kellys'の模様をお届けします。Mister Kellys'はバースタイルで楽しめる大阪の老舗ジャズライブハウス。ユッコさんのジャズライブデビューの思い出の場所でもあります。当日はあいにくの雨模様ながら、老若男女幅広いお客さんで会場は賑わいました。

まずは王道のファンクナンバーである「Pick up the Pieces」でライブがスタート。ステージに登場したユッコさんのサックスはパワフルなサウンドで、まさに「あなたの心を〜、ハートキャッチ〜!」のMC通り、がっちりと観客の心を掴みます。力強い演奏スタイルとは裏腹な個性的で愛らしいトークはお客さんからどっと笑いが起こるほど。マイクを振られたピアノの祖田修さんも、負けじとユッコさんを真似た裏声で「ご紹介に預かりました~」とご挨拶。何度も演奏しているMister Kellys'だからこそのアットホームな雰囲気に和みます。

2曲目は女性だけのジャズユニットJAZZ LADY PROJECTの3rdアルバムから「God Father 愛のテーマ」。普段はアルトサックスを演奏しているユッコさんですが、JAZZ LADY PROJECTではテナーサックスで参加。もちろんライブでもアルトサックスからテナーサックスへと持ち替え、ファンキーな前曲から一転、哀愁漂う太い音色が大人の渋さを漂わせます。

今回はサックスのユッコさんを中心に、ピアノ(キーボード)、ベース、ドラムの編成。演奏中、メンバーがそれぞれ会話のように音でコミュニケーションを取っている姿が印象的で、その楽しさが伝わってきました。ピアノの祖田さんのソロは音の鳴っていない「間」が心地よく、ソリストの盛り上がりをリズミックに後押しするドラムの平山惠勇さん。そしてベースの中村裕希さんがなめらかなベースラインでバンドを支えます。

ラストナンバー「Isn't She Lovely」では手拍子も起こり、ユッコさんも客席に飛び出しての演奏。嬉しいハプニングにお客さんの盛り上がりも最高潮。演奏終了後もすぐに手拍子が起こり、1stアルバムにも収録されている「Up town Funk」でアンコールに応えます。

「Every say きゅるぴーか!」というコールアンドレスポンスで客席とステージが一体となりました。
往年の名曲からオリジナル曲まで全11曲。ときに艷やかに、ときにパワフルにと表現自在なユッコさんのサックスの音色にお客さんも大満足。ユッコ・ミラーワールドを存分に堪能できたライブステージでした。

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ユッコ・ミラーさんへのインタビューはこちら

  • 「Miller Crew」MV/ユッコ・ミラー
  • Thriller (Jazz version) Michael Jackson ユッコ・ミラー(大西由希子) Yucco Miller