第1部はベース、ピアノ、サックス、トランペットで構成された権上康志クインテット。今回は「2管のクインテットでジャズベースの巨人たちの残した名曲、愛奏曲に挑みます」とのことで、まずはチャールズ・ミンガスの“ハイチ人の戦闘の歌”で観客の心を掴みます。ベースの太い音でイントロが始まるこの曲はリフもソロもとにかくベースが格好良く、この曲でベースの魅力に気付いた方も多いのではないでしょうか。骨太なジャズを聴かせてくれた後は軽快な“Third Plane”、スタンダード・ナンバーの“Stardust”、サム・ジョーンズの“デル・サッサー”とさまざまな名曲を披露してくれました。
関西の若手プレイヤーが集まったクインテットだけに、フレッシュな魅力に溢れたステージでした。 |