コンサートレポート バックナンバー
KOBE JAZZ VOCAL QUEEN CONTEST
歌姫達の饗宴。
5月9日(土) とても暖かくすごしやすい天候。新開地の駅を降り、 「神戸ジャズヴォーカルクィーンコンテスト」が開催される神戸アートビレッジセンターに向かう途中、 あちらこちらからにぎやかな音楽や歌声が聴こえて来ます。この日は「新開地ミュージックストリート」が 開催されており、神戸アートビレッジセンターに到着すると、入り口付近に野外ステージが組まれ、 にぎやかな演奏が繰りひろげられています。 その脇には、今日の神戸ジャズヴォーカルクィーンコンテストの開場をいまかいまかと待つたくさんのお客さんが列を成していました。 このコンテストへの期待の高さがうかがえます。 今年のジャズヴォーカルクィーンコンテストは、103名の応募があり、厳正なる審査を通過した10組の歌姫らによる決勝ライブです。 全国各地から応募があり、年々応募数が増加しているようです。今年の歌姫達の顔ぶれは、昨年度"富士通テン賞"を受賞した高橋リエさんが エントリーしており、さらなる受賞が期待されます。もちろん、初出場初参加の方、決勝ライブ初出場の方、出身地も東は埼玉県から西は九州、宮崎県と様々です。 審査員長は作・編曲家の服部克久さん、審査員には、KOBEjazzでおなじみ小曽根実さん・日下雄介さん、ジャズヴォーカリスト黒岩静枝さん、 西谷尚雄さんというそうそうたる顔ぶれです。いよいよ選考が始まります。
今年は誰がクィーンの歌声を響かせるのか。
 トップバッターを務めるのは高橋リエさん。地元神戸からの出演であり、昨年度の"富士通テン賞"受賞者。 帽子にドレスというスタイルで情熱的に歌う姿は見るものを引き込むかっこよさがあります。 演奏後、「昨年の富士通テン賞受賞後、様々な人々と出会い、サポートをいただきました。英語の勉強も頑張っています。 今日は自身を持ってステージに立つことが出来ました」とコメント。昨年より大きく成長した様子がうかがえました。 埼玉から出場された、Hyridisさんはブルージーな曲を熱唱。
 第一部の5組が終了し、残る5組が演奏する前にゲストライブとして、昨年度グランプリ受賞者で、KOBE JAZZ PEOPLEでもご紹介させて いただいた小橋知枝さんが登場。デュークエリントンのナンバーに始まり、約20分間の演奏を披露してくださいました。
  第二部に入り、九州は宮崎から来られた、Whoopinnさん。ちなみにWhoopinという名前はあだ名だそうです。ゴスペルを普段は歌っているそうで、 とても元気が良く、審査員の黒岩さん(ジャズヴォーカリスト)は「ステージに立った時から華がある」と絶賛。 また小曽根さんも「九州勢はこの5年の間に2人がグランプリを取っている。良く声が出ていて素晴らしかった」とコメントしました。 また、広島から来られた門嶋友美さんは、シンディ・ローパーの名曲「TIME AFTER TIME」をジャズアレンジにして熱唱。 審査員の小曽根さんは「キュートですごく楽しそう。」とコメントしていました。
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 EntryNo.1  高橋りえ さん
ジャズの上陸地KOBE、おしゃれで綺麗な文化あふれる街KOBE。私が生まれ育った愛する神戸のために、日々支えてくれる愛する人たちのために、会場の皆さんのためにLOVEとPASSIONで一生懸命唄います
 EntryNo.2  Hyridis さん
さりげなく今のベストを表現できればと思っております。類稀な美しさに輝神戸にて本選に出られますこと、コンテストに携わる皆様、神戸の皆様、全てに心から感謝を申し上げます。
 EntryNo.3  馬渡愛 さん
本選出場のご連絡をいただいた時、生まれて初めてほっぺをつねりました。大好きなJAZZの日本発祥の地、憧れの神戸で歌わせていただける感動は、これまでに経験したことのない喜びです。よろしくお願いします。
 EntryNo.4  CYNDI さん
大好きな街<新開地>・・・しかも第10回という記念すべき年に出場ということで大変感激しております。皆様の心に届くようなハートフルな歌を一生懸命歌いたいと思っています。
 EntryNo.5  石井智子 さん
神戸というジャズ発祥地で、このような素晴らしいコンテストに出場できて、心から嬉しく思っております。愛情とやさしさが伝わるような歌が歌えるよう、心を込めます。どうぞよろしくお願いいたします。
 EntryNo.6  岡村柚希 さん
本選出場の機会を頂き、本当に嬉しいです!日頃お世話になっている方々や、今回のこの会場で同じ時間を共有してくださる皆様への感謝の気持ちを込めて、楽しんで歌いたいと思います。よろしくお願いします。
 EntryNo.7  Whoopin さん
私が今までに音楽から与えられたものはあまりにも大きく、それはいつも神様からの贈り物のようでした。神戸の地で音楽に浸り、私も又歌うことが出来る幸せ。愛と感謝と光が私を通して流れ、皆様に届きますように
 EntryNo.8  蔵本梨沙 さん
3年ぶりの神戸の舞台。皆様にお会いできると思うだけで胸が高鳴ります。今日は愛するジャズを歌える喜びを噛みしめながら、皆様の魂までも"ぶるんっ"と揺さぶることができたならこの上ない幸せです。
 EntryNo.9  門嶋友美 さん
憧れだった神戸の地で、このような大きなステージに立つ事が出来大変嬉しく思います。初めて私の歌を聴いてくださる方にいつもの自分らしさを見ていただけるよう、精一杯心を込めて歌いたいと思います♪
 EntryNo.10  宇野アキコ さん
思いがけず発表の機会を与えていただき、喜びと不安で揺れ動いています。今日は、出来るだけ素直に、気持ちが伝わるように歌えればいいなと思っています。どうぞよろしくお願いします。
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さて、全ての演奏が終了し、後は結果発表を待つのみとなりました。今年のグランプリには誰が選ばれるのでしょうか。グランプリ発表を待つ間、アメリカはシアトルからキャサリン・ストゥーバーさんとグレタ・マタサさんによるステージが披露されました。
いよいよグランプリ発表の時を迎えます。会場中の空気が一気に緊張したムードへと変わります。ドラムロールと共にグランプリ受賞者の名前が呼び上げられます。今年のグランプリは、宮崎県宮崎市から参加されたWhoopinさんでした。また、準グランプリに選ばれたのは高橋リエさんでした。高橋リエさんは昨年度富士通テン賞を受賞し、今年再チャレンジ。この一年の努力が報われたのだと思います。そして、富士通テン賞を受賞したのは広島県からお越しの門嶋友美さんでした。その他の出演者の皆さんも、甲乙つけがたい素晴らしい演奏でした。出演者の皆さんが、このコンテストを機に大きく羽ばたいて行くことを願っています。
各賞の受賞者は以下の通りです。
グランプリ
Whoopinさん(宮崎県宮崎市)
「まさか自分が受賞するとは思いませんでした。楽屋で見ていると素晴らしい人ばかり。今年は勇気を出して応募した甲斐がありました。」
<副賞>
・シアトル"jazz alley"出演権 他
準グランプリ
高橋りえさん(兵庫県神戸市)
<副賞>
神戸を代表するジャズライブハウス出演権
(日程:2009秋)
神戸ジャズストリート賞
宇野アキコさん(大阪府箕面市)
<副賞>
神戸ジャズストリート出演権
(日程:2009.10.10もしくは11)
神戸・新開地特別賞
石井智子さん(東京都世田谷区)
<副賞>
新開地グルメセット・音楽ギフト券
NHK 神戸放送局長賞
CYNDIさん(兵庫県神戸市)
<副賞>
「トアステJAZZライブ」出演権(日程:2009.6.20)
特別賞・富士通テン賞
門嶋友美(広島県福山市)
「コンテスト出場が初めてだったにも関わらず、この様な賞をいただきとても嬉しく思っています。賞品のスピーカー大切に使わせていただきます。ありがとうございます。現在妊娠四ヶ月ですので、このスピーカーを使い、おなかの赤ちゃんと良い音楽を楽しみたいと思います。これを機にもっと沢山の人に、歌を聴いてもらえるように、頑張って活動していきたいと思います。体調をみながら、イベント等参加させていただけるものは、積極的に参加したいと思っています。」
<副賞>
富士通テンイベント「KOBE MUSIC STATION」出演権
富士通テンTDスピーカシステム「TD307PAⅡ」