今回は、大手前大学Jazz Skyscraper(以下Skyscraper)をご紹介します。Skyscraperと聞くと馴染みのある方は少ないのではないでしょうか。それもそのはず、2008年までは大手前大学
Big Wednesday Jazz Orchestraという名前だったのです。これまでは4ビート、カウントベイシーを中心とした選曲をしていたそうですが、他の学校のビッグバンドとも重複することが多く、"自分たちらしさ"を表現したいという想いから、ファンク、フュージョン、ラテン、16ビートといった、これまであまりチャレンジすることのなかった曲を選曲するようになり、それに合わせてバンド名を変えて、イメージチェンジしたそうです。ちなみにSkyscraperは、邦訳"摩天楼"という意味で、数ある大学生ビッグバンドの中でも、超高層ビルのように高く聳(そび)え立つ目立った存在でありたいという願いがこめられているそうです。
Skyscraperは大手前大学ジャズ研究部に属しており、ジャズ研究部自体は2003年に創部されたそうです。当初から部員が多かったわけではなく、ジャズ研究部=ビッグバンドだったそうです。その時からビッグバンドを維持するために、かなりの苦労をしてきたそうです。トランペットの人数が足りなかったり、足りないときは色々な方々に協力してもらっていたそうです。今現在は、所属する学校は様々ですが、D軍まで揃えるまでの規模になっているそうです。「スムースでファンキーに、Greatにグルーブを感じさせるBIG
BAND」を合言葉に、関西の大学生ビッグバンド界に新しい風を吹かせます。
「名前を変えた理由は、今までのBig Wednesday Jazz Orchestraがこれまでやって来た音楽観を変えたかったんです。今まではカウントベイシー等の4ビート中心をやっていたんです。だけど、それだと他の大学と重複する部分や、"違い"が明確に出来ず、大手前大学の存在が埋もれがちだったんです。もっと自分たちの良さをこれからSkyscraperの部員になってくれる人たちやお客さんにアピールするために、これまでとは違うファンク、フュージョン、ラテン等の自由な選曲に変えたのです。それと合わせる様に、バンド名を変えて、イメージの一新を図ったんです。名前の由来は、顧問の先生からSkyscraperはどうかという提案をいただいて、メンバー全員が納得してこの名前に決めました。Skyscraperは邦訳"摩天楼"という意味があって、数ある大学生ビッグバンドの中でも、聳え立つ超高層ビルのような大きな存在でありたいという想いが込められています。」