バンド紹介

ダイナミックな音が魅力のビッグバンドサウンド。ここでは明日のビッグバンド界を担うべく活動を続ける、さまざまなビッグバンドをご紹介します。 第25回からは、とても元気な関西の大学生ビッグバンドを紹介していきます。大阪城ジャズフェスティバルの実行委員長も務めたことのある女性レポーターが演奏面だけではなく普段見えない部分まで、深く突っ込んで紹介します。
大手前大学ジャズスカイスクレーパー バックナンバー
新生 "大手前大学Jazz Skyscraper"
聳え立つ大きな存在を目指し

 今回は、大手前大学Jazz Skyscraper(以下Skyscraper)をご紹介します。Skyscraperと聞くと馴染みのある方は少ないのではないでしょうか。それもそのはず、2008年までは大手前大学 Big Wednesday Jazz Orchestraという名前だったのです。これまでは4ビート、カウントベイシーを中心とした選曲をしていたそうですが、他の学校のビッグバンドとも重複することが多く、"自分たちらしさ"を表現したいという想いから、ファンク、フュージョン、ラテン、16ビートといった、これまであまりチャレンジすることのなかった曲を選曲するようになり、それに合わせてバンド名を変えて、イメージチェンジしたそうです。ちなみにSkyscraperは、邦訳"摩天楼"という意味で、数ある大学生ビッグバンドの中でも、超高層ビルのように高く聳(そび)え立つ目立った存在でありたいという願いがこめられているそうです。
 Skyscraperは大手前大学ジャズ研究部に属しており、ジャズ研究部自体は2003年に創部されたそうです。当初から部員が多かったわけではなく、ジャズ研究部=ビッグバンドだったそうです。その時からビッグバンドを維持するために、かなりの苦労をしてきたそうです。トランペットの人数が足りなかったり、足りないときは色々な方々に協力してもらっていたそうです。今現在は、所属する学校は様々ですが、D軍まで揃えるまでの規模になっているそうです。「スムースでファンキーに、Greatにグルーブを感じさせるBIG BAND」を合言葉に、関西の大学生ビッグバンド界に新しい風を吹かせます。

 新たに生まれ変わった大手前大学Skyscraper。そんな新たな船出の旗手となり、このバンドを演奏面や裏方で支えている部長 / バンマス元木さん(右写真:左側))、サックス担当の寺口さん(右写真:中央)とパーカッション担当の富永さん(右写真:右側)にSkyscraperについて色々聞いてみました。

バンド名を変えた理由は?また名前の由来は?

「名前を変えた理由は、今までのBig Wednesday Jazz Orchestraがこれまでやって来た音楽観を変えたかったんです。今まではカウントベイシー等の4ビート中心をやっていたんです。だけど、それだと他の大学と重複する部分や、"違い"が明確に出来ず、大手前大学の存在が埋もれがちだったんです。もっと自分たちの良さをこれからSkyscraperの部員になってくれる人たちやお客さんにアピールするために、これまでとは違うファンク、フュージョン、ラテン等の自由な選曲に変えたのです。それと合わせる様に、バンド名を変えて、イメージの一新を図ったんです。名前の由来は、顧問の先生からSkyscraperはどうかという提案をいただいて、メンバー全員が納得してこの名前に決めました。Skyscraperは邦訳"摩天楼"という意味があって、数ある大学生ビッグバンドの中でも、聳え立つ超高層ビルのような大きな存在でありたいという想いが込められています。」

Skyscraperの構成について教えてください?

「大手前大学ジャズ研究部にはC軍としてのSkyscraperとD軍としてSkyLarkJazzOrchestraがあります。ただ、今現在はジャズ研究部には20人ほどしか在籍していないので、ほぼ同じメンバーで構成されています。ただし、D軍は1~2回生を中心にしており、Skyscraperで"ソロ"を吹くことが出来ないメンバーが、D軍では主役となって"ソロ"を吹くことが出来るようにしています。またSkyscraperとは違って、1~2回生の勉強という意味を込めて、4ビートの曲を中心に演奏するようにしています。」

部内のルールみたいなものはありますか?

「部内のルールは、まず普通のことを当たり前にやるようにとはメンバーに言ってます。特に時間については口うるさく必ず守るように言っています。いずれ学校を卒業して、社会に出るときにも必ず必要なことだと思いますし。 また毎年恒例行事として、クリスマスには学校に来て部室を掃除をします。1~2回生の学生はほぼ全員参加で、3~4回生に限っては暇をもてあましている人が参加です。ちなみに私達は2年連続参加中です(笑)。あとは練習の最後には正門前で輪になって "終わりの会"をやります。その日の反省、ライブ告知やスケジュールを話合ったりします。」

練習について、いつ、どこで練習しているのですか?また指導者は?

「練習は月・水・金に大手前大学のいたみ稲野キャンパスで行います。必ず合奏練習をするというわけではなく、部活としての公式の練習日です。火・土については自主練習日としています。指導には月1回トロンボーンの方が来てくれます。個別の指導ではなく、合奏のアドバイスをいただいています。余談ですが、メンバーのスケジュールの調整や連絡事項がある時には、掲示板のような仕組みがSkyscraperにはないので、"新聞"のようなものを発行しています。部内には絵がうまくて、器用な方がいますので、その方が中心になって作ってくれてます。」

選曲はどうしていますか?

「選曲については、年初にリストを作成します。でも基本的には持ち寄りにしています。メンバーがこの曲をやりたいと言った時は、自分で動いて譜面を用意してくれれば、その意見は尊重します。あとはユニゾンが多く含まれる曲やリズム隊が得意とする16ビートの曲を選曲しますね。」

Skyscraperならではのエピソードは?

「面白い話というよりは、笑えない話の方が多いです。特に忘れ物が多くて・・・。ライブの時にドラムセットを持ち出したんです。そしたらドラムセット用の椅子を忘れてしまって、パイプ椅子を使ったことがありました。忘れ物ネタはたくさんあります。」

今後の目標や展望を教えてください。

「今年から山野ビッグバンドジャズコンテストに出場するようになりました。残念ながらテープ審査で落選しましたが、いつかは予選を突破したいです。あとはジャズ研究会の部員を100名くらいまでの規模にもっていきたいです。元気な学生の入部を待ってます。そして大手前大学Skyscraperの名前をもっと色々な人に知ってもらいたいですね。」

 これから新しいものが生まれ、"自分達が歴史を作っていくんだ"という、わくわく感がありますね。関西には個性豊かなビッグバンドがたくさんありますが、そんな中でも輝き続けるような存在になって欲しいですね。今後の活躍がとても楽しみなビッグバンドです。本日はお忙しい中、お時間をいただきありがとうございました。
●これからの活動
2009年10月24日 伊丹わっしょい 詳細未定
2009年11月1日 大阪西本願寺常照園
2009年11月7日 大手前大学学園祭 伊丹稲野キャンパス オープニング演奏 10:45~
2009年11月8日 スウィンギン ジャズ パーティー 大手前大学夙川キャンパス 無料
2009年11月15日 関西Battle Jazz 2軍祭 神戸ビエンナーレステージゾーン
2009年11月21日 神戸大学 vs 大手前大学【対バン】 Maiden Voyage
2009年11月22日 西宮アクタ 詳細未定
2009年12月27日 jazz Skyscraper ラストライブ! クラブ月世界
●ホームページ
http://otemaejazz.iinaa.net/
BandData
●バンド名

大手前大学
Jazz Skyscraper
SkyLarkJazzOrchestra

●エリア

関西一円

●メンバー
sax.
sax.
sax.
sax.
sax.
sax.
Tb.
Tp.
Tp.
Tp.
Tp.
Tp.
Pf.
Pf.
Dr.
Per
Ba.
Gt.
歩さん
ひーちゃん
明日香ちゃん
里美ちゃん
あっちゃん
ちゅーやん
まりりん
啓くん
みかん
由梨ちゃん
量子ちゃん
あべべ
青麻くん
将ちゃん / 朝野さん
クソソソ
とみー
フーディン太郎
しのっち
(2009年度)
大手前大学JAZZ研究部
[ 所在地 ] 
兵庫県伊丹市稲野町2-2-2
[ 連絡先 ]
eseses005@yahoo.co.jp
[ 構成 ]
Jazz Skyscraper
SkyLarkJazzOrchestra
[ 練習日 ]
月・水・金
※火・土は自主練習