スタジオfの録音レポート

Yusuke Imanishi Sextet

今西佑介セクステット

no.34

今西佑介さんのトロンボーンについて教えて頂きました。

●メーカー、型番
ドイツのメーカー、Latzsch(以下レッチェ)のSL-127 "JAZZ"という型番で、レッチェから出ている唯一のテナートロンボーンです。前回のインタビューで今後手に入れたい楽器として挙げていたものですね。今は同じ型番を発注するとサテン仕上げの楽器が届くようですが、僕の楽器は元からマットラッカー(ツヤ消し)仕上げでした。最近サテン仕上げのも吹かせてもらった事があるんですが、見た目も音もマットラッカーの方が好きで気に入ってます。
マウスピースも楽器本体と同じくレッチェのProf.Krumpfer Alt1 + 4T1という型番です。リムとカップ部分が交換可能になっています。僕の使っているものでリムがBachの6 1/2くらい、カップが7cくらいですが、実はこれはアルトトロンボーン用のモデルなんですが同じ細管だし、問題なくテナートロンボーンでも使えています。今まで使っていたマウスピースよりも息がスムースに入っていき、とても吹きやすいです。なぜかレッチェのテナートロンボーン用のマウスピースは一般的にテナートロンボーン奏者が使っているようなサイズよりも相当大きいサイズばかりでした。
●選定理由、入手経緯、思い入れ
練習のし過ぎもあるんでしょうけど、前に使っていた楽器が少し重くて、それをずっと持ってたのが原因でテニス肘になったんです。そのまま我慢して吹いてると、そのうちトロンボーンを持てなくなりそうってとこまで痛くなってしまって、新しい楽器を探しはじめました。ちょうどドイツのトロンボーンが流行り始めていた頃で、いろいろ吹かせてもらってると今まで全く吹いたことなかったけど、ドイツの楽器ってすごく自分好みだなぁって感じました。ドイツって日本と同じで職人の文化なんです。一本一本、作り手の顔がちゃんと見える。アメリカ製の大手メーカーではこうはいかないですね。でも流石にどれもいい値段するんですよ。普通のアメリカ製のトロンボーンが二本買えちゃうくらい。
もう一生使うつもりで、これしかないってくらいに納得いく物だったら、まぁ高くてもいいかなと思って、楽器の事に詳しいトロンボーン奏者の河野弘明さんに相談したり、三木楽器のドイツ製トロンボーンフェアに行って気になる楽器を片っ端から試奏させてもらったりしました。カタログの楽器の詳細見てあれこれ考えてましたが、吹いたら一瞬でしたね。楽器屋に入って15分足らずで決まりました。音色を重視しつつ、もちろん楽器の重さも考慮したので、前の楽器より左手の負担はだいぶ減りました。
●好きなところ(もし嫌なところもあれば・・・)
細めのボアなのでとてもコントロールしやすいところと、そんなボアなのにそれを感じさせない落ち着いた暖かい芯のある音が鳴るのも魅力です。ツヤ消しの見た目もたまりません。
●メンテナンス法、練習法
メンテナンスとしては、毎回吹き終わったらマウスピースを水洗いして、管内の水分をジェットクリーンとスワブを使って取り除いています。
日頃の練習は、毎日レッスンで生徒と一緒に基礎練習は一通り(ロングトーン、タンギング、リップスラーなど)するのですが、たまのオフに自分一人だけでの基礎練習はロングトーンだけですがみっちりしています。あとは、参加させてもらっているバンドのレパートリーの練習をしたり、スタンダードの曲を覚えたり、BluesやCherokeeの12Keysでのアドリブの練習をしたりしています。あと、いわゆる練習ではないですが、楽器を吹くのと同じくらいの時間、しっかり音楽を聴く時間を取るように心掛けていますが、これは練習と同じくらい重要な気がします。
●今後手に入れたい楽器、理想の楽器は?
今の楽器がとても気に入っています。楽器本体は今度こそ本当に今のをずっと大切に使っていこうと思っています。マウスピースも今使ってるので間違いないと確信してたんですが、先日生徒が使っていたモネットのマウスピースを少し吹かせてもらったら思っていたより吹きやすく、とても良い音だったので、今迷っています。近いうちに今使っているマウスピースとじっくりと吹き比べたいと思っています。
●楽器選びのコツ、ポイントはどういったものでしょうか?
楽器は自分の音楽を表現する単なるプロジェクターなので、自分の納得のいく好きな音が出せるのであればどこのメーカーでもどんなタイプでも好きな楽器を使えば良い思います。
●その他今お使いになっている楽器にまつわるエピソードなど
買ってすぐの頃、ラッカーが剥がれるのが嫌で、グースネック(首の当たる部分)にプロテクターを付けていたんですが、少し響きが死んでしまったので外しました。ラッカーが剥がれたら、たぶん響きが大きくなり過ぎると思うので、そしたらその時に改めてプロテクターを付けようと思いました。

レコーディングの感想

●今回のアルバム制作のきっかけは何でしょうか?
バンドの新しいレパートリーが、遅い曲や早い曲などバランスよくCD作れるくらい十分たまってきたなーと思ったので。
●このアルバムの制作に対する想い、意気込み、狙いの音、などを教えて下さい。
アルバムを出す度に思っていますが、前作を超える作品にしたいって思ってます。並べて聴くと同じバンドとは言え、雰囲気が違うので比べられるものではないのかも知れませんが。そういう意味ではどの作品もその時のバンドの空気を上手くパッケージング出来たのかなーと思います。それでも今回は初の自主レーベルってことで、特に今までのアルバムに絶対に負けたくなかったです。曲、演奏内容、音、デザイン、マーケティング、どこを取っても「前の方が良かった」、「自主レーベルだから仕方ない」って誰も感じないように頑張ろうと思いました。 むしろ全部超えてやろうと思いました。
●このアルバムのコンセプト的なものはありますか?あれば教えてください。
コンセプトは特にありませんが、アルバムを作る時にはいつも似たような曲が入らないように一曲一曲の役割とバランスを考えます。絶対一曲は爽やかな情景が浮かぶ曲、ご機嫌にスイングする曲をファストテンポのものとミディアムテンポのものそれぞれ少なくとも一曲ずつ、ドラムが4ビートではなく違ったリズムの曲を一曲以上、バラッドも一曲以上、このバンド用にアレンジしたスタンダードを一曲、僕以外の視点も入れたいので、メンバーもしくは僕の師匠が書いた曲を一曲といった具合です。
●アルバムはバンドとしては何枚目でしょうか?
4枚目です。
●バンドは結成何年になりますか?
2010年の9月に結成なので、5年半経ちました。早いものでもう6年目なんですね。
●メンバーの方々の特徴や役割みたいなものはありますか?
横尾くんは実は脱いだらムキムキで料理上手で、バンドの中では一番のしっかり者。當村くんは寡黙で知識人でマイペースでぶれない。加納くんはギターも弾けてやんちゃな一面もあり笑顔が素敵。光岡さんはバンドメンバーのファンキーなお兄ちゃん的存在。弦牧さんはバンドの起爆剤的存在だけど、放し飼い。
メンバー皆お酒が好きなイメージがあります。三宮でライブがあった後、僕以外の皆は帰る方向が同じで、コンビニで缶ビールを買って電車で飲みながら帰る「電車ビール」を楽しんでいます。それをいつも羨ましく思っています。
●レコーディングに向けてリハーサルはどの程度されましたか?
レコーディング前にリハーサルはしなかったです。それまでライブでやってた曲ばかりだったので、いつも通りやろうって感じでレコーディングに臨みました。
●レコーディングはどんな風に進みましたか?感想やエピソードなどを教えて下さい。
リーダー作品のレコーディングは4回目になっても緊張しました。すぐにオッケーを出した曲もあれば、何回も録り直した曲もありました。やっぱりそれまで何度もライブでやっていいて、素晴らしい出来の時を憶えているから、もっと良く出来るはずという思いは強かったんでしょうね。僕のわがままに付き合ってもらったメンバーとエンジニアの皆さんに感謝です。
●ミックス/マスタリングはいかがでしたか?難航したりは無かったでしょうか?
毎回言ってる気がしますが、前作より良い音になったと思います。
パン(pan pot=音の左右の定位)も振ってもらったので、三管がとても聴きやすいと思います。ライブでは僕が真ん中の立ち位置ですが、CDではメロディーをトランペットが取る事が多い事を考慮して横尾くんに真ん中で吹いてもらいました。
これも毎度のことですがマスタリングはほぼ長島さんに任せっきりでした。今回はベースソロなどの静かな部分でも音量を上げなくて良いように、ダイナミックレンジを少しだけ調整したので聴きやすくなっていると思います。
長島直乗さん(レコーディングエンジニア)

前作(Weather)のミックスの時に、三管の一体感を重視した音作りをしています。事前の今西さんとの打ち合わせで、サウンドの方向性は前作のような感じでお願いしますとの事でしたので、最初の録音段階からアンビエントのマイクはそれぞれの楽器との距離感を測りながら調整しています。
ミックスも当然アンビエントのマイクを主軸にしながら、各管のオンマイクを足すといった方向性で音作りを進めました。それに合わせて、ドラム、ベースも音が近くなり過ぎないようにバランスを取っています。
マスタリングではライブと違い、オーディオとして聴きやすい音源にするために多少の圧縮をしてダイナミクスレンジを整えるのですが、マスタリング用のコンプレッサー、マルチバンドコンプ、リミッターと三段階に分けて微妙な圧縮をかける事によって自然なニュアンスを残しながら仕上げてます。
マスタリングでは、一度デジタル信号をアナログに戻して処理をして、最後にまたデジタルに戻すという行程を踏んでいます。

アルバムの紹介

「METEOROLOGY」

1.Touch of Spring(作曲 今西佑介)
春の兆しという意味です。昨年の冬に、まだ来ない春を想像して書いた曲です。春を想像してると、なんかちょっと切なくなって、この曲もどこか切ない感じになったなーと自分では思いますが、どうでしょう?
2.Strong in the Rain(作曲 今西佑介)
ミディアム・スイングの明るいナンバー。初めてスタンダードの曲のコード進行をそのまま使って書いた曲ですが、自然に自分のメロディーをつけられたと思います。宮沢賢治の「アメニモマケズ」の詩が好きなので、タイトルはそこからつけました。
3.Bromance Boggie(作曲 光岡尚紀)
光岡さんらしいブルージーでキャッチーな曲調で加納くんに向けて書いた曲です。僕もハーモニーやコード付けなどで少し協力させてもらいました。BromanceというのはBrotherとRomanceを合わせたスラングで、異性が羨むほど仲の良い友達、親友という意味です。
4.いわし雲(作曲 今西佑介)
自分では牧歌的な雰囲気のどこか懐かしく感じる曲だと思います。子供の頃の秋の夕焼け空、草原にたくさんの赤とんぼが飛んでいるのを見上げた光景を書きました。割と記憶力はある方なんですが、いつどこでその光景を見たのかはっきり思い出せないので、もしかしたらそんな光景見てないのかも知れませんが、見たような気がします。
5.入道雲(作曲 今西佑介)
ラテンの曲を書いたことがないから書いてみようと思い立って書いた曲です。ラテンと言えば、夏!夏といえば、照りつける太陽と蝉の声と青空の向こうにドーンと浮かぶ入道雲!ということで、そんなイメージで作曲しました。僕は夏が好きなのでウキウキした曲になりました。
6.Lucky To Be Me(作曲 Leonard Bernstein、編曲 今西佑介)
Bill EvansとTony Bennetのデュオの二作目「Together Again」の一曲目に収録されていて、それが大好きでいつかこのバンドでもやりたいと思っていました。このバンドでは聴けませんが、とても素敵な歌詞の曲です。曲の世界観はほぼそのままに、僕らなりの色付けが出来たと思います。是非聴き比べてみて下さい。
7.Updraft(作曲 今西佑介)
ある日、家に帰る途中にふとメロディーが浮かんできたので帰ってすぐに書き上げた曲です。少し早めのテンポの4ビート。バンドメンバーの熱いソロが聴けます!タイトルはお客さんがつけてくれた「上昇気流」という意味です。
8.Starry Night(作曲 今西佑介)
フィンセント・ファン・ゴッホの「星降る夜」と題された絵が好きで、僕もそんな光景を表現してみたいと思って書いた曲です。タイトル、そのままですね。書いた当時は、我ながらありきたりなメロディーとコード付けで面白くない曲だなぁと思ったのですが、編曲すると物語性が出て聴き応えのある内容になったと思います。オリジナルの曲でも編曲って大事だなと改めて思わされた一曲です。
9.空っ風(作曲 今西佑介)
昭和の頃の邦画に映る、豊かではないけど懸命に生きる人や、古き良き日本の田舎の風景をモノクロな感じの音楽で表現しようと書いた曲です。空っ風は冬に山を越えて吹きつけてくる雨や雪を伴わない乾いた下降気流のこと。
10.Georgia On My Mind(作曲 Hoagy Carmichael、編曲 今西佑介)
3年前、「Ray Charlesの有名曲ばかりで」という条件のコンサートの依頼をこのバンドで受けた事があったんですが、その時のコンサート用に書いたアレンジです。単純なアレンジですが、このバンドらしさが出ていて割と気に入っています。聴きどころは掛け合いのソロで、ライブ感のある内容に仕上がったと思います。

4作目となる今西さんのアルバム制作。

ご本人は緊張されたとのことでしたが、結成6年目ということもあってか、録音作業は全体的にとてもスムーズに進みました。皆さんが来られ始めてから40分後には既にリハーサルがスタートし午前中で2曲録り終え、初日で全10曲を録り終える手際の良さでした。1曲につき2〜4テイクの録音となったのですが、手際が良いとは言え、作業終了までに伸べ30曲以上を演奏し続ける皆さんの集中力と体力には目を見張るものがありました。初日のラフミックスを踏まえて2日目ではじっくりと方向性を合わせながら1〜2テイクずつで仕上げの録音となりました。ミックスでは各楽器の距離感が調えられスタジオの空間が、巧みに作りこまれていきました。
こうして同じメンバーでありながら前作とはまたひとつ違った雰囲気で仕上げられた4作目のアルバム。スタジオの空気感だけでなく、バンドの今の空気感に触れることができるのではないでしょうか。

Album Info.

「METEOROLOGY」今西佑介セクステット
[ 2016.04.13 全国発売 ]

  1. 01.
    Touch of Spring
    6:21
  2. 02.
    Strong in the Rain
    6:06
  3. 03.
    Bromance Boggie
    6:22
  4. 04.
    いわし雲
    4:24
  5. 05.
    入道雲
    5:26
  6. 06.
    Lucky To Be Me
    5:21
  7. 07.
    Updraft
    5:19
  8. 08.
    Starry Night
    6:15
  9. 09.
    空っ風
    6:49
  10. 10.
    Georgia On My Mind
    6:26

Live Info.

5/3(火・祝)高槻ジャズストリート
FM COCOLOステージ 14:00〜14:45
今西佑介セクステット(永田有吾 ピアノ)

5/19(木)Jazz On Top(大阪)
今西佑介セクステット(加納新吾 ピアノ)

6/17(金)Cafe萬屋宗兵衛(元町)
今西佑介セクステット(加納新吾 ピアノ)

Member Info.

今西佑介 (トロンボーン)
1982年生まれ。兵庫県神戸市出身。私立甲南中高在学時にブラスアンサンブル部へ入りトロンボーンをはじめる。同中高に在学中、現アロー・ジャズ・オーケストラのリーダーでトロンボーン奏者の宗清洋氏に師事する。2004年に渡米、ハートフォード大学ハートスクールのジャッキー・マクリーン・インスティテュート・オブ・ジャズへ入学し、世界的に有名なジャズ・トロンボーン奏者、Steve Davis氏に師事する。2008年、同大学卒業後に帰国し、関西を拠点にプロとして音楽活動を開始する。2010年に今西佑介セクステットを立ち上げ、2011年にJAZZ LAB. RECORDSよりデビューアルバム「CRISP」(JLR-1103)をリリース。その後、「WAYFARER」(JLR-1203)、「WEATHER」(JLR-1401)をリリースし、演奏家・バンドリーダー・作曲家として高い評価を受ける。2016年、自身のレーベルNO BORDER RECORDSを立ち上げ、同レーベルより4thアルバム「METEOROLOGY」(NBR-1601)をリリース。

【リーダーバンド】
今西佑介セクステット/今西佑介・野江直樹デュオ/BONEOLOGY(中山雄貴×今西佑介2tbクインテット)

【参加バンド】
Words Of Forest/Yokoo!BB(横尾昌二郎Big Band)/生島裕文ビッグバンド

http://yusukeimanishi.net/

横尾昌二郎 (トランペット)
1984年生まれ兵庫県西宮市出身。中学1年生でトランペットを始める。西宮市立学文中学校ブラスバンド部、私立北陽高等学校ジャズバンド部でビッグバンドジャズを、関西大学ジャズ研究会でコンボスタイルでの演奏を経験。中学三年〜高校三年まで、アロージャズオーケストラ3rd trumpetの佐藤修氏に師事。大学在学中より、大阪・谷町9丁目の老舗ジャズクラブ『SUB』でベーシストの西山満氏からジャズを学ぶとともに、ライブ活動を始める。2009〜2014年の間、ベーシストの権上康志が率いるクインテット"ジンジャーブレッドボーイズ"で4枚のCDを発表、西は福岡、東は東京までツアーを展開し好評を博す。その間、今西佑介セクステット、浅井良将セプテット、東ともみグループなど、レコーディングにも参加。現在は、自ら作編曲を手がける自己のバンド"Yokoo!BB"で精力的に活動するほか、"今西佑介セクステット"、"京都コンポーザーズジャズオーケストラ"などにレギュラー参加。ビッグバンドやコンボバンドへのアレンジの提供も手がける。京阪神間のジャズクラブでの単発のギグにも多数参加。関西ジャズ協会理事。2009年、第3回神戸ネクストジャズコンペティションで審査員特別賞を受賞。
http://yokoobb.blog88.fc2.com/

當村邦明 (サックス)
1986年兵庫県西宮市生まれ、淡路島出身。13歳頃からギター、トロンボーンなどを演奏し、16歳でサックスを始める。学生時代からデューク・エリントンやカウント・ベイシー等に傾倒し、2008年山野ビッグバンドジャズコンテストにて最優秀ソリスト賞を受賞。その後関西を中心にさまざまな音楽家との共演を通して、ジャズを基礎としながらも決まった音楽スタイルを持たない即興的な音楽を志向し活動している。2013年神戸ネクストジャズコンペティションにて準グランプリ獲得。

【CD参加アーティスト】
京都コンポーザーズ・ジャズ・オーケストラ/浅井良将(alto sax)/今西佑介(trombone)/東ともみ(bass)/Jesse Forest(guitar)/セロニアスモンク大学 等

http://ikainuk.blog134.fc2.com/

加納新吾 (ピアノ)
1986年11月20日 大阪生まれ。6歳よりクラシックピアノを始める。中学、高校ではギターに興味をもち、フォークやロックに没頭する。大阪芸術大学音楽学科ポピュラー音楽コースに進み、ジャズに傾倒。同大学にて関西を代表するピアニスト近秀樹氏に師事する。在学中より演奏活動を開始。2009年3月 ニューヨークにてジュリアード音楽院ジャズワークショップに参加。2012年5月 デビューアルバム SHINGO KANO「PRECIOUS」を JAZZ LAB. RECORDSから全国発売。2013年2月 より三ヶ月間、ニューヨークへ渡米。2013年10月 第五回神戸ネクストジャズコンペティションにてグランプリを受賞。2014年4月 ニューオーリンズのフレンチクォータージャズフェスティバルに出演。2016年より渡米。現在自己のトリオや、様々なバンド、プレイヤーのサポートにて活動中。

【参加アルバム】
権上康志トリオ「Tomorrow is comin'」/浅井良将「A Precious Thing」/Ryosuke Asai Septet「The Alchemist」/GAKU YABUSHITA GROUP「Big Bang」/今西佑介セクステット「CRISP「WAYFARER」「WEATHER」「METEOROLOGY」/KEITRIO+1「Silence and Impulse」

http://kanoupxmx.exblog.jp/

光岡尚紀 (ベース)
1981年10月17日生まれ。大阪府出身。14歳の時に兄の影響によりエレキベースをはじめる。その後2003年より本格的に音楽の勉強をはじめ、2004年からウッドベースを始める。BASSを藤岡靖博氏、魚谷のぶまさ氏に師事。関西を本拠地に国内外のミュージシャンと数々のセッションを重ね、多数のライブやレコーディングに参加。演奏活動はJAZZだけでなく、ブライダルやホテルでの演奏、またJ-POPやClassicなど幅広いジャンルで展開。

【参加アルバム】
今西佑介セクステット「Crisp」、「WAYFARER」、「Weather」、「Meteorology」/中山瞳トリオ「Perdido」/生島大輔バンドネオンユニット「Pensèes」

http://mitsuokanaoki.com/

弦牧潔 (ドラム)
1981年生まれ。大阪府出身。関西大学在学中にジャズと出会う。ドラムの基礎を竹田達彦氏に師事。西山満氏のバンドで、国内外の素晴らしいミュージシャンと共演を重ねる。G.S.B.、モヒカントロプス、宮哲之トリオ、大塚善章 trio le frais、須藤雅彦クインテッドなど、数々のバンドに参加し、関西を中心に精力的に活動中。
http://tsurumakkinf.blog98.fc2.com/