スタジオfの録音レポート

neco trio

ねこtrio

no.33

リーダーの山本さんのベースについて教えて頂きました。

●メーカー、型番
AKOSというメーカーのウッドベースです。
●選定理由、入手経緯、思い入れ
2台目の楽器なのですが、1台目の楽器の鳴りに不満があり楽器を探していたところ京都のコントラバス工房の角本さんのところでこの楽器と出会いました。
●好きなところ(もし嫌なところもあれば・・・)
鳴りが素直なところが気に入っています。手に入れた時は音色に感動して毎日練習が楽しかったです。いまでは普通になりましたけど。
●メンテナンス法、練習法
メンテナンスはたまに問題が起こった時に、工房へ持って行って調整してもらうくらいです。練習は毎日だいたい同じメニューの基礎練習をしてから、その時々で曲の練習をしたり気が向いたことをします。
●今後手に入れたい楽器、理想の楽器は?
ベースを持っての電車移動が大変なので小さいサイズのベースか電気のアップライトベースが欲しいなあと思ったりしますが、結局買わないと思います。
理想の楽器はよくわからないです。良いやつはきりがないですし。今の楽器をしっかり弾きこなせるようにまずはなりたいです。
●お客様に届けたい音、聴いてほしいポイント
心を打ついい音を出すには、練習量とか演奏に対する思想とか想いとかいろいろあると思いますが、とにかくライブを観て心がわくわくするような音が出せるようがんばっていきたいです。
●その他今お使いになっている楽器にまつわるエピソードなど
1台目の楽器を不注意でネックを折ってしまったこともあり、電車移動やお店で置く時に非常に気をつかうようになったのですが、それでもガンっとぶつけてしまう時があって、そういう時は3日くらいへこみます。

レコーディングの感想

●今回のアルバム制作のきっかけは何でしょうか?
2014年の6月に大阪福島のmusicbar NECOさんで、初めてねこtrioとして演奏をしました。ライブを重ねるうちに、その年末くらいにはこのバンドでCDを作りたいなと思っていました。そこから1年がさーーっと経ってしまって、やっと今回レコーディングまでこぎつけることができました。
●このアルバムの制作に対する想い、意気込み、狙いの音、などを教えて下さい。
初めてのことで手探り手探りで一つひとつ進めていったので、とにかく完成させることが目標でした。繰り返し聴いてもらえるものを作りたかったです。
●このアルバムのコンセプト的なものはありますか?あれば教えてください。
CD製作にあたってコンセプトとしては、「自宅でコーヒーをのんでくつろいでいる時に流せるようなものを」というのが頭にありました。心地よいスイング感を出せたらいいなと思っていました。
●アルバムはバンドとしては何枚目でしょうか?
1枚目です。メンバーも全員初めてのレコーディングでした。
●バンドは結成何年になりますか?
ねこtrioとしては1年半くらいですが、その前から3人でよく演奏をしていました。残念ながらドラムの今岡くんがレコーディングをもって脱退ということで一旦バンド活動は休止状態になりますが、また新しい形で再始動させていきたいです。
●メンバーが知り合ったきっかけは何ですか?
ずいぶん昔のことでよく覚えてないのですが、ピアノの蓼沼さんとは彼女が学生だったころにジャムセッションで。ドラムの今岡君は彼が学生だったころに、出演していたお店の紹介で知り合いました。
●レコーディングに向けてリハーサルはどの程度されましたか?
普段からよく演奏していましたし、その演奏をそのままレコーディングできたら良いなくらいの気持ちだったのでレコーディングのためのリハーサルは1回しかしませんでした。大きな間違いだったとレコーディングを迎えて気づきました。
●ミックス/マスタリング終了後の感想や逸話など
色々ありますが、まずミックスで音がすごい変わることに驚きました。レコーディングエンジニアの長島(ケンシロウ)さんが僕のざっくりしたイメージをうまく掴んでまとめてくださったと感謝しています。
●レコーディングのちょっとした裏話など
二日目の朝に家を出る前にメガネを拭いていたら目元の留め金が取れて壊れてしまい、とてもこれでは演奏ができないということで修理にメガネ屋に寄ってレコーディングが1時間遅れました。日頃の行いが悪いと実感しました。
長島直乗さん(レコーディングエンジニア)

"休日の午後にコーヒーを飲みながらのんびり聴けるようなCDにしたい"と、リーダーの山本さんらのオーダーでしたので、繰り返し聴いても疲れない、自然に聴ける音を目指しての作業でした。マイクのセッティングに関しては、今回はトリオだったので、それぞれの楽器がブースに入っての録音になりました。楽器同士の音の被りが無かったので、ミックスダウンでは位相の問題に悩まされる事も無く作業出来ました。今回は新しく購入したマイクアンプをベースのマイクに使用していて、従来よりも低音が締まったサウンドだったので、ミックスダウンの時もあまりイコライザーに頼らずに音作りが出来ています。アルバムトータルとしての音作りを重視してミックス、マスタリング作業を行いました。

ねこtrioのファーストアルバム

ねこtrioのファーストアルバムであり、尚且つこのメンバーではラストとなる今回のアルバム。皆さん、初のレコーディングということでしたが、硬い雰囲気は一切無く、とても自然な雰囲気で制作されました。エンジニアの長島さんの自然な音を意識された音作りも相まって、とてもリラックスした演奏による録音でした。とはいえ、録音を進めるにつれてこだわりの箇所に出くわし、真剣な面持ちで意見を交し合って居られる姿にメンバーの皆さんの音楽に対する真摯な姿勢を垣間見ることが出来ました。自然な音作り、リラックスした演奏、どこか優しい曲調、そしてバンドのイラストキャラクターも。すべてに暖かさを感じたねこtrioファーストアルバムの収録でした。

Album Info.

ねこtrio

  1. 01.
    Opening (Yuki Tadenuma)
    5:08
  2. 02.
    The Lake Butterscotch (Yuki Tadenuma)
    6:01
  3. 03.
    Reel Along (Satoru Yamamoto)
    5:08
  4. 04.
    Climbing Silver (Satoru Yamamoto)
    3:36
  5. 05.
    Little Miss Catnap (Yuki Tadenuma)
    5:08
  6. 06.
    Delusion (Satoru Yamamoto)
    5:12
  7. 07.
    Yardbird Suite (Charlie Parker)
    5:08

Member Info.

(写真左から)
今岡稜太 (ドラム)
蓼沼ゆき (ピアノ)
山本学 (ベース)