スタジオfの録音レポート

The Two Sounds Super Quartet

ザ·トゥー·サウンズ·スーパー·カルテット

no.28

愛用楽器紹介

安原滋良さん — ギター
●メーカー、型番
ギターはギブソンL5とアイバニーズジョージベンソンモデルgb20です。弦はダダリオ013〜です。
L5は言わずと知れたギブソンジャズギターの名器です。ウェスモンゴメリーの代名詞でもあり20才から使っている僕の愛器でもあります。アイバニーズgb20はもう製造していなくて、今ではプレミアが付いています。あまり市場にもでまわっていませんが、かなり状態よくゴキゲンなサウンドがします。
●選定理由、入手経緯、思い入れ
L5に関しては、ジャズギタリストの憧れ的なギターなのですよ。大変苦労して手に入れました(笑)。gb20に関しては最近手に入れましたが、L5の調子が悪い時に何かいいギター無いかな?と探していた時に見つけまして、即買いしました(笑)。ジョージベンソンも私のフェイバリットギタリストです。
●好きなところ(もし嫌なところもあれば・・・)
gb20はちょっと重いです(苦)がいい音してます。
●メンテナンス法、練習法
L5のメンテは殆どしてない。ワックスかけると塗装が剥がれるんです(笑)。だからあまり何もしない(笑)。アイバニーズの方も今の所バッチリなので、何もしてないですね。
●今後手に入れたい楽器、理想の楽器は?
今後欲しいギターは今の所ないなぁ(笑)。一生L5とgb20弾きたいです(笑)。
●お客様に届けたい音、聴いてほしいポイント
THE TWO SOUNDS SUPER QUARTETの記念すべきファーストアルバムです。今まで演ってきた集大成的なアルバムです。これを聴いてTHE TWO SOUNDS SUPER QUARTETがどのようなジャズをやっているかが解ると思いますので、気に入って頂けたら嬉しいです。
阪本正明さん — ギター
●メーカー、型番
ギターはGIBSON KALAMAZOO AWARD。アンプはAER BINGO。シールドはベルデン。弦はダダリオのフラットワウンドで12のセットに1弦と2弦を13と17に変えています。
●選定理由、入手経緯、思い入れ
とても高価なギターなのですが、実はネットオークションで見つけまして出品者の方に直接お会いしてとてもお安く譲って頂きました。楽器との出会いも縁だと思いますが、このギターとは本当に縁があったのだと思います。アンプのBINGOは音も気に入ってますが、持ち運びの便利さがいいですね。
●好きなところ(もし嫌なところもあれば・・・)
見た目の姿も気に入っていますが、ワンマイクの小さなピックアップはとても良い音がします。ギブソンオリジナルの中では一番だと思います。ペグが原因なのかチューニングが少し決まり難いです。
●メンテナンス法、練習法
メンテナンスはREDLANDのギターワックスとレモンオイルを使っています。練習方は最近はスマホのiREAL PROが多いですね。
●今後手に入れたい楽器、理想の楽器は?
同い年1965年製Gibson Johnny Smithは興味があります。
●お客様に届けたい音、聴いてほしいポイント
荒削りな所はありますが、このバンドのスイング感が伝われば嬉しいと思います。

レコーディングの感想

●今回のアルバム制作に対する想い
(安原さん)前々からCDを作りたい気持ちはありましたので、今回やっとの思いでたどり着いた感があります。長年の思いが詰まった作品です。
(阪本さん)TWO SOUNDSと言う名の通りTWO GUITARのカルテットは珍しいと思いますので、ギター好きの方には是非聴いてほしいと思います。
●レコーディング裏話
(安原さん)2日間で録音しましたので、やはりちょっと時間少なかったなぁと言う気持ちと、あと1日録音日があったとしても、気持ちの持続ができたかなぁと言う気持ちがあります。録り直しても案外ファーストテイクが、良かったりもしますので、あれで良かったのかも。
(阪本さん)初めてのレコーディングで緊張しましたが、富士通テンの方々にはとても親しくしてもらい、社員食堂では安くて美味しい食事を頂きありがとうございました。また、ボーカルの新井雅代さん等が応援に来て頂き嬉しく思いました。
●ミックス/マスタリング終了後の感想
(安原さん)ミックスの時ベースの三橋君が、他の誰も聞こえない(気にならない)音が何カ所かありまして、そこの修正をかなり言っていたのが、(ヘェ〜これが気になるんゃ)印象に残りました。みんな聴いてる所違うんやな〜と、感慨深く思いました。
(阪本さん)一番若いベースの三橋くんが、とても細かな点まで貪欲に意見を出してくるのが印象に残っています。音楽JAZZ好きが伝わって来て嬉しく思いました。また、打ち上げで連れて行って貰った兵庫駅近くの中華屋さんは、とても美味しかったので後日家族で行かせて頂きました。
長島直乗さん(レコーディングエンジニア)

リーダーの安原さんと阪本さんは録音が初めてとの事でしたので、出来るだけ不安なく演奏していただく為に、ギターのお二人にそれぞれブースに入って頂いての録音となりました。ベースとドラムは広いスタジオスペースでお二人の演奏となりましたので、ドラムの音がベースに被らないようにするのに苦心しました。最初は、安原さんがやはり録音が初めてのため、どうなることかと思いましたが、徐々にヘッドフォンにも慣れていかれたようで、初日の夕方くらいからは良いテイクが次々に録音出来ていました。
ミックス時にはギターがリーダーのアルバムなので、ドラムはアンビエントを多目に使い、少しギターとの距離感を付けて、自然とギターが前に来る音作りになってます。

安原さんのファーストアルバム

ご自身がオーナーであるJazz Barでも演奏活動をされる安原さんの積年の想いの詰まったファーストアルバムは、全曲にわたってギターサウンドをたっぷりと堪能できる楽曲となりました。
2日間の録音では、翌日の録音に備え初日でアルバムのほとんどの楽曲を録り、ラフミックスを持ち帰り、2日目で仕上げの録音に移行というスタイルで作業が進みました。ライブや事前のリハで作り上げられた楽曲の構想に従い録音し、プレイバックを確認して微調整を行い、更に持ち帰りチェックして再び録音といった具合に、段階的に楽曲に磨きがかかっていきました。途中、ギターアンプの音量の微妙な違いから発生する音色の違いが発覚し、アンプの音量を微調整してから録り直しという場面もありました。アルバムのラストを飾る楽曲ではメンバー全員によるパーカッションのダビングが行われ、陽気な曲調とも相まってさながらお祭りのようでした。ミックスからマスタリングの作業においてはスタジオの空間の響きが活かされた自然な立体感が、絶妙なブレンドで創出されていきました。
このようにして収録された今回の音源は、全編に渡り安原さんと阪本さんご両人の実に魅力的なギターサウンドがぎっしりつまったファーストアルバムとなりました。

Album Info.

「MIDNIGHT BLUES」
THE TWO SOUNDS SUPER QUARTET
ついにCD発売!渾身のハードバップをぜひお聴きください!

  1. 01.
    Midnight Blues
    6:26
  2. 02.
    Anticalypso
    3:57
  3. 03.
    Everything Happens to Me
    7:23
  4. 04.
    Del Sasser
    8:01
  5. 05.
    Jeannine
    5:16
  6. 06.
    Jubilation
    4:48
  7. 07.
    Caravan
    7:52
  8. 08.
    Candy
    6:19
  9. 09.
    Sam Sack
    5:26
  10. 10.
    Jingles
    6:38
  11. 11.
    過ぎ去りし永遠の日々
    4:54
  12. 12.
    Tristeza
    2:15

Live Info.

レコ発ライブなどは、未定ですが、JAZZ BAR CARAVANでは、毎月一回THE TWO SOUNDS SUPER QUARTETの演奏を演っておりますので、是非お越し下さい。
http://caravan.is-mine.net/

Member Info.

安原滋良 (ギター)
十代からギターを弾き始めて、最初はロックやフュージョンなど、高校卒業後、武蔵野音楽学院にて宮之上貴昭氏に師事、その後関西にもどり音楽活動を始める。2004年ギブソンジャズギターコンテストでTHE TWO SOUNDSとしてジャズライフ賞を受賞。2010年より甲子園口にてJAZZ BAR CARAVANを経営。自身のライブやその他のミュージシャンのライブを行なっております。

阪本正明 (ギター)
12歳頃よりギターを弾き始め、20代半ばにPAT MARTINOを聴き衝撃を受け以後JAZZに傾倒し、後にウェスモンゴメリーや宮之上貴明に大きな影響を受ける。

三橋香津史 (ベース)
2010年頃安原滋良と知り合いその後THE TWO SOUNDS SUPER QUARTETのメンバーとして活動中。その他沢山のソロ活動も行なっております。

田中ヒロシ (ドラム)
言わずと知れた関西のベテランドラマー。2007年頃よりTHE TWO SOUNDS SUPER QUARTETのメンバーとして素晴らしいリズムを提供してくれています。