Christophe Panzani(sax, woodwinds, electronics),
Keith Witty(upright bass, electronics), David Frazier Jr.(ac-ds, el-ds)
featuring: Aaron Parks(p , keys on 2,3,4,6,8,10), Mike Ladd(vo on 2,3,8),
Gaël Faye(vo on 2,4,10), Guillermo E. Brown(vo on 6,7),
Grey Santiago(vo on 6), Edgar Sekloka(vo on 6)
商品紹介
フランス系アメリカ人のトリオによるジャズとHIP HOPの融合
アーロン・パークスや、マイク・ラッドを始めとするラッパーが参加!
◆フランス系アメリカ人のトリオ‘THIEFS’による、アイデンティティと移住に関する音楽的詩集。
◆サックス、ベース、ドラムのトリオで、3人ともエレクトロニクスを使用。アーロン・パークスの他、ヴィジェイ・アイヤーとの共演作『In What Language?(邦題:何語で?)』(2003)でも話題となったマイク・ラッドの他、様々なヴォーカル、ラッパー、そしてラッパーでありベストセラーの小説家でもあるガエル・ファイユ(内戦を題材にした自伝的小説『ちいさな国で』はフランスで累計40万部超!和訳されて日本でも発売中)などをゲストに迎えている。
◆ジャズ、HIP HOP、エレクトロニクス、実験音楽などを融合した、メッセージ性の強い音楽。
曲目
01:The Limbs They Acquired Over Years and Continents
02:I Live in Fear (feat. Mike Ladd and Gael Faye)
03:Fields (feat. Mike Ladd)
04:Pas d’ici – part 1 (feat. Gael Faye and David Frazier)
05:IWBAH
06:Beat One (feat. Greg Santiago and Edgar Sekloka)
07:Anthro (feat. Guillermo E. Brown)
08:Pas d’ici – part 2 (feat. Mike Ladd and Aaron Parks)
Fabien Mary(tp), Pierrick Pedron(as), David Sauzay(ts, fl),
Thomas Savy(bs, b-cl), Jerry Edwards(tb), Hugo Lippi(g),
Fabien Marcoz(b), Mourad Benhammou(ds)
Wayne Escoffery (ts), Jeremy Pelt (tp), James Burton III (tb),
Xavier Davis (p), Vicente Archer (b), Johnathan Blake (ds)
Recorded at Systems Two Recording Studio, Brooklyn, NY on February 11 & 12, 2018
商品紹介
アフリカン・アメリカンのルーツを誇りとするグループ
“Black Art Jazz Collective”の最新作。
3管フロントによる正統的な超重量ハードバップ作品!
■“Black Art Jazz Collective”はアフリカン・アメリカンのアーティスト達が自らのルーツを誇りとし、その文化とアイデンティティや精神を未来に継承してゆく必然性をコンセプトに結成されたグループである。その演奏は、スピリチュアルなパワーが溢れ聴く者を圧倒する。
■グループはジョナサン・ブレイク (ds)、ウェイン・エスコフェリー(ts)、ジェレミー・ペルト (tp) の3人が中心になって結成された。2013年にグループとして初のパフォーマンスをNYのディジーズ・クラブ・コカコーラで行ったが、オリジナルメンバー、ドゥエイン・バーノ(b)の突然の死でその後ヴィセンテ・アーチャー (b) が参加する。2014年にコネチカットで初レコーディングされ、亡くなったドゥエイン・バーノへのトリビュート作品にもなったアルバム『Presented The Side Door Jazz Club』 (Sunnyside Records)は同クラブでのスタジオセッションとライブ1曲を収録した全曲オリジナル作品で好評を博した。
■本作は前作同様のメンバーで2018年2月にブルックリンで録音され、メンバーのオリジナル曲8曲が収録されている。ジャッキー・マクリーンの愛弟子のウェイン・エスコフェリー (ts)、NYの人気トランぺッターのジェレミー・ペルトのプロデュースによる作品。百戦錬磨のNYの売れっ子ミュージシャン達が奏でる3管フロントの厚いアンサンブルが心地よい。まさに正統的なハードバップの流れを感じる超重量級の演奏である。
曲目
01:Miller Time (J. Blake) 7:25
02:Armor of Pride (W. Escoffery) 6:52
03:Awuraa Amma (J. Pelt) 6:47
04:The Spin Doctor (J. Burton) 4:56
05:And There She Was, Lovely as Ever (J. Pelt) 3:16
松下昇平を中心とする音楽プロジェクト “M-Swift”。M-Swift 7年ぶり待望のオリジナル・アルバムは、単身渡英し、UK豪華ゲスト陣を迎えロンドン録音で制作した、極上のソウルジャズアルバムが、7月11日に発売!ヴォーカリストに、Nate James、Vanessa Haynes、Shea Soul、 Lex Cameron、Natalie Oliveriが参加!!今年1月に発売した、アルバムからの先行1st シングル「Come on up for a while feat. Lex Cameron」、6/27発売の3rdシングル「Lucky Star feat. Nate James」は、それぞれiTunesジャズ・チャート第2位と、高評価を得ている。 リード曲である「Lucky Star feat. Nate James」は、ヴォーカリストに、”独りジャミロクワイ”とも称され、ラジオ局を席巻、話題を呼んだ“ネイト・ジェームス”を迎えて制作された、極上のジャジー・ソウルとなっている。 『M-Swiftがロンドンで録ったという最新の音源を思いがけず耳にする機会に恵まれた。 そこには、10年前の印象と変わらないワールドクラスのクオリティの高さ、洗練度がさらに増したアレンジ、そしてジャズにすっかり傾倒した自分にとっても心地 よく感じる生々しい演奏力や質感が溢れていて、私は心底惚れ込んだ。』 大塚広子(DJ/ライター) また、同アルバムにも参加したニューヨークからのゲストボーカル ”ナタリー・オリヴェリ”を迎えた、フル編成によるアルバム・リリース・ツアーも、7月29日に東京"JZ Brat Sound of Tokyo"、7月30日に広島”広島クラブクアトロ”にて開催することが決定!!
◆スペイン、アンダルシア出身、スペインが誇る屈指のピアニストで、昨年ソロ作『Over The Rainbow』をリリースしたチャノ・ドミンゲスと、同じくスペインを代表するベーシストで、マーク・ミラルタ、ペリコ・サンビートとのCMS Trioでも知られる、ハビエル・コリーナとのデュオ作。
◆1986年にスペインの若手のジャズ・コンテストで出会った二人は、共にフラメンコとジャズを組み合わせる可能性に魅了されていたため、意気投合。その後はマドリードでバンドを組むなど、定期的に共演し、1992年にはドミンゲスのトリオでの共演作“Chano”をリリース。しかし2002年、ドミンゲスはバルセロナへ移り、共演が難しくなった。
◆15年間共演していなかった二人だが、2015年11月にマドリードのClamores Jazz Clubにトリオで出演。これをきっかけに、より定期的に共演するよう計画を立てたという。
◆今作は2017年1月19日、マドリード国立音楽堂でのライヴ録音である。
◆楽曲は二人のオリジナルに、ジャズ・スタンダード、またスペインの天才ギタリスト、パコ・デ・ルシアの楽曲を取り扱う。
◆瞬時に互いのコンセプトを汲み取り音楽を構築していく二人の演奏は、それぞれの道でジャズとフラメンコの融合を追求した者同士だからこそ。チック・コリアに捧げたという、名曲“スペイン”を彷彿とさせる情熱的なオリジナル“Para Chick”の他、スパニッシュなイントロで始まり優雅に奏でる“My One and Only Love”や、フラメンコ・タンゴ調の“You Must Believe In Spring”など、秀逸。
◆フラメンコとはいえ、パーカッシヴにはならず、あくまでも温かく優雅なドミンゲスのピアノ。同じ志を持ち、同世代でもある二人の心温まる作品だ。
曲目
01:Luces De La Fragua (Javier Colina) 5:18
02:You The Night And The Music (Arthur Schwartz & Howard Dietz) 5:27
03:Habanera De La Habanera (Chano Dominguez) 11:20
04:My One And Only Love (Guy Wood & Robert Mellin) 8:22
05:Para Chick (Chano Dominguez) 5:49
06:We Will Meet Again (Ross Parker & Hughie Charles) 9:08
07:You Must Believe In Spring (Michel Legrand) 5:45
Buster Williams (b), Steve Wilson (ss & as), George Colligan (p), Lenny White (ds)
Recorded December 4, 2017 at Sear Sound Studio C in New York City on a Neve 8038 Custom Console.
★現代最も注目を集める実力派シンガーとなったシリル・エイメーの、2017年8月、ニューヨーク、ポワソン・ルージュでのコンサート・パフォーマンス!
★1984年フランス、フォンテーヌブロー生まれ。フランス人の父と、ドミニカ人の母の間に生まれ、スタートは街角でのストリート・パフォーマンスから。しかし、ジャンゴ・ラインハルト・フェスティヴァルで脚光を浴び、アポロ・シアターでのラフなコンサートも経験する一方、ウィントン・マルサリスとリンカーン・センター・オーケストラをバックにした公演まで、百戦錬磨という言葉も似合う彼女。そんな経験も踏んだステージには、風格というものさえ、漂います。
★しかし、その世界は、どんな時もニュートラル。気取ることのない、自然さが特長。マヌーシュのスウィンギーなリズムに正確無比なヴォーカリーズは、ライヴという場でこそ、盛り上がるというものであり、本ライヴでは、長年共演してきた、名ギタリスト、アドリアン・モワニャールを筆頭に、なじみのレギュラー・バンド・メンバーと抜群の一体感で、会場も最高に盛り上がります。
★作品は、Mack Avenueでの第一弾作品となったタイトル曲“It’s A Good Day”でスタート。そのパフォーマンスはご機嫌そのもの。自在で、表情も豊かなエイメーの歌唱はもちろんのこと、バンド・メンバーともピッタリの呼吸。アコースティック・ギターの軽やかなカッティングに絡むエレキの超絶ソロも聴きもので、オープニングだけで、グッとつかまれます。エスプリの利いたフランス語によるエイメーのオリジナルM2や、シドニー・ベシェのM3は洒落た風合い。一方スタンダードとして名高いM7<Day by Day>のようなナンバーのヴォーカリーズには、往年のジャズ・ヴォーカル・ファンも“うならせる”ものがありますし、自身の声もサンプリングしたマイケル・ジャクソンの<Wanna be Startin’ Somethin’>ではコーラスワークやヒューマン・ビートなどもまじえてのトータルな演出も。会場は歓声とハンド・クラッピングで、あふれ返ります。
★実は、このバンド・メンバーたちとの活動はしばしお休み、現状最後のパフォーマンスとなるとのこと。フランスからブルックリンに拠点を移して活動していたシリル・エイメーでしたが、ニューオリンズに拠点を移したのです。しかし、これは、新たなインスピレーションとエナジーを得るためにあえてシリルが選んだ旅立ち!
★アルバムに挿入されたブックレットの写真を見ても、当日のバンドのノリの良さと、仲の良い雰囲気が伝わってきます。ラストはMack Avenueの第二弾作品『Let’s Get Lost』に収録された名曲“Each Day”で、ちょっとメランコリックに、ノスタルジーをそそってフィニッシュ。このバンドの休止は残念でなりませんが、才能あふれるシンガーの今後がとても楽しみになる一作です。
Harold López-Nussa (p)
Gaston Joya (b)
Ruy Adrián López-Nussa (ds)
商品紹介
■キューバ・ハバナ出身のピアニスト、アロルド・ロペス・ヌッサのMack Avenue移籍第二弾、最新作。
■キューバの重鎮ピアニスト、エルナン・ロペス・ヌッサを叔父に持ち、キューバ・ジャズシーンで注目を浴びているジャズ・ピアニストの一人。2005年モントルー・ジャズ・ソロ・ピアノ・コンペティションで優勝し、一躍知名度を上げた。日本には「東京JAZZ」やジャズクラブでの公演で何度も訪れており、その存在感をアピールしている。
■『Un Dia Cualquiera (Just Another Day)』と題された本作は、ベースが、前作『エル・ビアッヘ』に参加していたセネガル出身のアリュンヌ・ワッドゥからガストン・ホヤに代わって、サウンドが大きく変化。アリュンヌのヴォーカルをフィーチャーしたキューバと世界の音楽を融合するポップな展開から、キューバ人3人のトリオ編成となった演奏は、一聴、スペクタクルなピアノ・トリオに様変わり!まばゆいばかりの超絶技巧で弾きまくる展開は、正に圧巻。キャッチーなリフをパワフルに決める演奏は、上原ひろみさん以降のピアノ・トリオの一つの形ともいえますが、超高速演奏のリフをユニゾンで決めて行くテーマあり、アドリブを弾き倒すオープニングだけで、圧巻そのものです!!
■しかし、基礎にあるのはもちろん3人の母国キューバの音楽。自らのオリジナル曲も織り込みつつ、キューバで生まれた数々の曲をアレンジ。エルネスト・レクオーナのDanza de los Ñañigos(アフロ・キューバ舞曲集 ニャニゴスの踊り)や、Y la Negra Bailaba(アフロ・キューバ舞曲集 そして、黒人が踊っていた)といったナンバーも収録するほか、母国のベボ・ヴァルデスのピアノの世界に敬意を払ったナンバーも。またM5“Elegua”ではヨルバの神に捧げた歌やバタ・ドラムの音楽を、ジャズのトリオ・フォーマットで表現するという試みあり、ラストはベボ・ヴァルデスの演奏にインスパイアされたものとのこと。そして、10曲目は、キューバが生んだシンガー・ソングライター、セサル・ポルティージョ・デ・ラ・ルスのボレロのナンバーですが、この曲は、生きる伝説オマラ・ポルトゥンドの歌唱によって影響を受けた楽曲なのだそうです。
■キューバの情熱あり、哀愁あり、母国の音楽に再び深く立脚し、自らの基礎であるクラシック音楽の要素も時おり融合させつつ、ジャズ的な即興のピアノ・トリオで表現した一作。ちなみにタイトルが表すのは「いつもどおりの日 (Just Another Day)」とのこと。新たな展開/日常が、このあとどのように発展していくのか、楽しみです。
曲目
01:Cimarron (3:51)
02:Danza de los Nanigos (4:29)
03:Una Tarde Cualquiera En Paris (to Bebo Valdes) (4:48)
01:And Ya Know We’re Missing You (1:58) Dedicated to Al Jarreau, Leon ‘NDUGU’ Chancler, Tom Petty, Chuck Berry, my good friends Larry Coryell and Darryl Brown
02:After The Cosmic Rain/Dance Of The Planetary Prince (6:59)
03:The Rugged Truth (3:32)
04:Combat Continuum (5:04)
05:The Message (2:47)
06:Lost In A World (5:31)
07:Alternative Facts (3:46)
08:Bach Cello Suite 1 (prelude) (2:25)
09:The Legend Of The Abbas And The Sacred Talisman (4:03)
Woody Shaw (tp, flh), Steve Turre(tb, perc), Mulgrew Miller(p),
Stafford James(b), Tony Reedus(ds)
Live In Tokyo, Japan, December 7, 1981.
* Bonus Track:
The Paris Reunion Band: Recorded Live In Den Haag, July 14, 1985.
商品紹介
★ウディ・ショウの来日は6度に及んでいますが、そのうちの3回はブルーノート・マウント・フジ・ジャズ・フェスティヴァルなどでアート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズに加わったりしての来日で、自己のグループでやってきたのは初来日だった80年12月と81年11月、そして82年11月の3度。最初だけドラムがヴィクター・ルイスで、2度目以降はトニー・リーダスが加わっていましたが、その他はスティーヴ・ターレ(tb)、マルグリュー・ミラー(p)、スタッフォード・ジェイムズ(b)がすべての来日公演に付き合っています。
★今回リリースされたのは2度目の来日中、81年12月7日の東京公演での演奏6曲。
★この年は、3月に『United』(CBS)を同じメンバーで録音しており、この来日公演は、それと翌年1月のenja盤『Lotus Flower』(これも同じ顔触れ)との間を埋める録音ということになりますが、“Apex”、“From Moment to Moment”の2曲は、これまで聴けた録音よりもここでの演奏のほうが古く、これら2曲がこの来日時点ですでにクインテットのレパートリーとなっていたことがわかります。また、ショウ自身のMCもたっぷりと入っており、会場の雰囲気を思い出させてくれます。
★ボーナス・トラックはショーの書いた名曲“Sweet Love Of Mine”ですが、これは、ショウも加わっていたパリス・リユニオン・バンドによる85年のオランダでの14分にも及ぶ演奏で、作曲者のショウ(カデンツァも最高!)はもちろん、ジョニー・グリフィンやケニー・ドゥルーなどのソロも聴くことができます。
ライナーノーツは、マイケル・カスクーナとウディ・ショウ三世が執筆!!
「多くの偉大なバンドがそうであるように、このクインテットも運命づけられていたかのように集まったメンバーで作られた。ショウとトゥーレの融合と息の合い方、そしてミラー、ジェイムズ、リーダスの正確な連携は、驚くべき独自の音のアンサンブルを作り出してくれた。1989年5月10日にウディは44歳で早逝し、新たに見つかったこれらの録音は、彼の素晴らしい遺産に計りしれない価値を追加してくれた。」
〜MICHAEL CUSCUNA マイケル カスクーナ (2018年年筆 / ライナーノーツから抜粋)
Dexter Gordon(ts), Kenny Drew(p), Niels-Henning Ørsted Pedersen(b),
Albert “Tootie” Heath(ds)
Recorded At Yubinchokin Hall, Tokyo, Japan, October 1, 1975.
*Bonus Tracks:
5: Dexter Gordon(ts), Kenny Drew(p), Niels-Henning Ørsted Pedersen(b), Espen Rud(d).
De Boerenhofstee, Laren, July 18, 1973.
6: Dexter Gordon(ts), Ronnie Matthews(p), Stafford James(b), Louis Hayes(d).
New Haven, May 5, 1977.
商品紹介
★デクスター・ゴードンは、亡くなるまでに3度しか来日を果たせませんでした。82年8月に開催されたオーレックス・ジャズ・フェスティヴァルにジャム・セッションの一員として単身やってきたのが最後、その前は81年3月で、カーク・ライトシー、デイヴィッド・ユーバンクス、エディ・グラッデンというリズム・セクションを率いての単独公演でした。
★そして、デックス最初の来日は、デンマークを拠点にSteeple Chaseなどへ盛んにレコーディングをしていた1975年のこと。同じくヨーロッパで活躍していたケニー・ドリュー(p)とアルバート・ヒース(ds)、デンマークの鬼才ニールス・ヘニング・オルステッド・ペデルセン(b)を加えたトリオとの来日で、ケニー・ドリューもこの時が初来日とあって、かなりの盛り上がりを見せたツアーとなりました。
★全員が充実しきった演奏を繰り広げ、ジャズ・エグザイルたちの凄さを見せつけてくれましたが、1970年の万博にヨーロッパ・オール・スターズのメンバーとしてやってきたのに続く2度目の来日となったペデルセンの超絶ベースも聴衆の度肝を抜きました。ここに収録されているのは10月1日の郵便貯金ホールでの演奏4曲ですが、絶好調の4人のパフォーマンスは圧巻。他の日のステージも是非発掘してほしいものです。
★なお、ボーナス・トラックとして、73年と77年の演奏が1曲ずつ収められていますが、73年のほうにはドリューとペデルセンが加わっている一方、77年の1曲は、ヴィレッジ・ヴァンガードでのライヴ録音『Homecoming』(CBS)と同じリズム隊(ロニー・マシューズ、スタフォード・ジェイムズ、ルイス・ヘイズ)を率いての演奏となっています。
ライナーノーツは、マイケル・カスクーナとマキシン・ゴードンが執筆!!
「今、私達はここにデクスターを聞くにつけ、彼のユーモア、彼の輝き、そして彼の作曲作品の裏にある真剣な思いに気づかされます。デクスターはいつも可能な限り最高のテナー奏者であろうと奮闘しました。そして彼はジャズミュージシャンである事を愛していました。これらの素晴らしい貴重な宝を発見し、それを我々に与えて頂いたエレメンタルに我々の感謝の気持ちを表します。」
~MAXINE GORDON マキシン・ゴードン(ライナーノーツから抜粋)
曲目
01:Fried Bananas (Dexter Gordon)
02:Days of Wine and Roses (Henry Mancini-Johnny Mercer)