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ハイノートといえば、まっさきに思い出されるのがメイナード・ファーガソン(以下MF)でしょう。じつは、タングマジック誕生にはMFの存在が大きくかかわっています。 |
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1970年代半ば、MFオーケストラの日本公演に際して、新宿でMFによるクリニック(楽器指導)が開催されました。そこに出席していたのがトランペット奏者をめざしていた若き日の杉山正氏でした。 |
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杉山青年はクリニックでMFに質問しました。「アメリカでよい先生は誰ですか?」と聞くと、MFは「クラウド・ゴードン」と答えました。そしてスタン・マークを指差し「私のバンドのリードトランペット奏者スタン・マークがクラウドの弟子だ」と加えました。そのメイナードの一言が、杉山氏の背中をドンと押してくれたとか。 |
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その後、渡米した杉山青年はゴードンのもとで17年間にわたって修行を積み、プレイヤーとしてまた指導者として、その正式な継承者となりました。 |
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一方水行末は、音楽プロモーターとして、1991年、1992年、1994年の3回、MFバンドのツアーに同行しています。北海道江差公演のとき、本番前の食事で、水行末はMFの向かいの席にいました。テーブルごしに私の目を見て、MFは静かにこう言いました。「地球上の95%の人は正しい呼吸をしていないんだよ」と。 |
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このことがきっかけで呼吸法に興味を持った水行末は、気功、ヨーガ、武術などの世界へ足を踏み入れることになりました。 |
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2006年9月、水行末はMFとの4度目のツアーを計画していました。長野県菅平高原において「グレートハンズ・ジャズキャンプ・イン菅平」というMFバンドを講師としたキャンプを企画し、アドバイザーには杉山氏を依頼していました。 |
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しかしご存知の通り、MFは2006年8月末、来日を3週間後にひかえて帰らぬ人となり、菅平も幻のキャンプとなってしまいました。 |
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MFは、杉山氏をゴードンにめぐりあわせ、水行末を呼吸法の世界へ招いてくれました。その二人がこうしてタングマジックという講座を開いていることに、不思議な運命のめぐりあわせを感じています。 |
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つづく。 |
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