レッツスタート!Chapter.1
呼吸法講座編「Brass Breath」
管楽器演奏の呼吸法には、いろんなアプローチがあります。実際の演奏状態に近いものから、身体づくりを目的とした基礎的なものまで。非常に複雑かつメカニカルな方法もあれば、シンプルで奥深いものもあります。
本連載は、主にブラス奏者を対象とした、シンプルな基礎的呼吸法をご紹介したいと思います。まじめに取り組めば、おもしろいように身体が変わっていくのを感じられることでしょう。金管楽器を主としておりますが、木管やリズム奏者が取り組んでも役立つ内容です。
波呼吸法は折返点の操作 バックナンバー
呼吸という現象には、以下五つの状態が含まれると考えられます。

これらのうち、2.吸いから吐きへの折り返しを「すは点(すい・はきの頭文字から)」、4.吐きから吸いのそれを「はす点」と呼び、両方合わせて「折返点(せっぺんてん)」と総称します。

本連載でご紹介する呼吸法は、この折返点を操作することで金管楽器演奏に役立てるもので、名前を「波呼吸法(なみこきゅうほう)」といいます。

波呼吸法にはたくさん種類がありますけれども、ここでは演奏の基礎トレーニングとして効果が高いと考えられる四つを解説します。

当面、どの呼吸法をやるときも、鼻から吸って鼻から吐きます。これを「ニーノ(NINO=Nose In Nose Out)」といいます。口を使う呼吸は中級で扱います。

次回は、呼吸法に取り組むための身体についてお話しします。

著者Profile
水行末(すいぎょうまつ)
ハイノート講座「タングマジック」プロデューサー。「まま呼息の発見」「楽呼吸法 ~インナー・ウォームアップの方法~」「ウォーター&ブレス」など呼吸法関連の論文多数。雑誌「楽器族。ブラストライブ」では「音楽家のためのメディテーション "ねこ気功" 入門」を連載中。合奏音楽のための国際音楽プロダクション「ワールド・プロジェクト・ジャパン」代表。
http://www.wpjapan.com/
PAGE TOP