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ジャズ探訪記関西を中心に、往年の名盤を聴かせるバーから、生演奏も楽しめるレストランまで人気のジャズスポットを紹介!

vol.69
JAZZ·ON TOP [ACT III]

ジャズへのドアはいつでも開いている
@大阪・堂山町

「オトナ」とはなんであるか。
押しつけず、かといって引きすぎず、人数に関わりなく誰とでも何かを共有し楽しめる人のことではないか。
その意味で、JAZZ·ON TOP ACT IIIに集うジャズファンやミュージシャン、そしてコーディネーターの清水ひろみさんがオトナであることはまちがいないだろう。
そのひろみさんの言葉を借りるなら、「ほんとうのオトナがゆったり音楽を楽しむための店にしたいんです」とのこと、その夢はもうほぼ実現していると言っていいだろう。
レンガ貼りの外観、磨き込まれたカウンターにアンティーク家具、天井までびっしりつまったLPレコード。三々五々集まってくる人々。もちろんその中にはなんとなくゴハンを食べに来た人、コーヒーやお酒を飲みにきたひともいる。そんな人々にとって、この広さがマコトに絶妙でいいんですねえ。

…と、ここまで読んできて、「え?」と思われた方も多いのでは。
JAZZ·ON TOPといえば西梅田のあのキラキラゴージャスなお店じゃないの?」と。
そうなのだ。西梅田のJAZZ·ON TOPは、2012年7月1日、惜しまれながら10年の歴史に幕を下ろす。
しかし、ジャズファンたちよ案ずるな!
それはお店をこのJAZZ·ON TOP ACT III一本に絞り、新展開をめざす、ということなのだ。
オープンしてから早6年、むしろこちらの店を愛してきたジャズファンも多い。さらにいえば、西梅田が「オデカケモード」だったのに対して、ACT IIIは「チョットヨッテミヨカモード」、もちろんそれは「マタイッテミルカモード」「ゴハンモウマカッタナモード」「エエジャズアルヤナイカイカナアカンデモード」に変わっていくのだけど。

なぜというなら、朝から開いてるんである。ひろみさんのお父様担当・なんと350円のモーニングセット、お昼にはお母様の突き出しのお豆腐以外はすべて手作りの豚しゃぶ定食・しょうが焼き定食なんかも食べられるというのである。それだけでも楽しくなってしまうけれど、レコードとライブの違いはあれ、そのすべてにステキなジャズがついてくるってのがうれしいじゃありませんか。
いつでもドアは開けっ放し、テーブルのワキにはおもしろいメモが貼ってあって、『ライブ途中でも入店OK!』『いい!と思ったら『イエーイ!」「ヤッ!」と声をかけていただいてもOKです!』なんて書いてある。いいなァ(笑)。ひろみさんの「素直に音楽を楽しんでほしい」という気持ちにあふれている。
こんなスタイルが定着して認知されてきたのはこの春あたりからだそうだ。

ミュージシャンにもこちらの店をを愛する人は多いのだけど、彼ら・彼女らにとって悩みのタネは「人気がありすぎてスケジュールの空いている日を押さえにくい」ということらしい。それは清水ひろみさんも同様で「ここで歌う機会がもっとあればいいんですけど」と笑う。以前からのボーカル・ワークショップも変わらずおこなわれている。
この気さくにニコニコしてる人が、かのドン・フリードマンとNYレコーディングをした人かと思うといささか不思議だ。店にもそのときのポスターが貼ってあるのだが…。
それではここでクエスチョン!
ポスター内の3枚の写真の中で、スッピンのひろみさんはどれでしょう(笑)?

いやあ、JAZZ·ON TOP ACT III、ナリは小さいけれどやってることにはとんでもない広がりがありますね。
重箱の隅をつつく…?いえいえ、そこは世界につながっているんです。

おおそうそう、NYといえば。
今年の秋、このサイトでもおなじみ・FM COCOLO DJのクリスさんと清水ひろみさんと共に訪ねるNY・ジャズ・ツアーが決定!ジャズ・スポットだけでなくxxxxxxxなところ、さらにxxxxxxなところも含まれるというもりだくさん、しかも格安なNY・ジャズ・ツアー、こちらもぜひお楽しみに!