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ジャズ探訪記関西を中心に、往年の名盤を聴かせるバーから、生演奏も楽しめるレストランまで人気のジャズスポットを紹介!

vol.117
APPLE GUITARS

世界はギターを待っている。
@神戸・下山手通

多くの人が、学校で習うリコーダーなんかの後に出会うのがギターじゃなかろうか。

いつの時代にもカッコいいギタリストがいますからね、僕なんかの時にはヴァン・ヘイレンとかチャーとかだったかな。
そこから遡ってレッド・ツェッペリンとかディープパープルなんかも聴いたものでした。

そして一通りコードも覚え、コードネームを見ながらなんとなくジャカジャカ弾けるようになった頃。おそらく多くのギター少年たちはFのコードを押さえることの次に大きな壁にぶつかる。

つまり、ジャカジャカ弾いてるところから抜け出せない自分に気づくのだ。
そしてとても自由な感じでギターを弾く、ジャズギタリストの演奏と自分のウデとの差に愕然とする。
なんだコイツは!Cのコードなのにその形で押さえてないじゃないか!それなのになんでCに聴こえるんだ!なんて。
この辺りが、楽器の深さでありますねえ、この壁を越えるのが実に大変なのですね。

そしてそこからの問題は、ほんの「弾き始め」の頃に比べて「もう一歩先へ」の適当なテキストが見つけられないこと。
それで挫折するヒト、そのレベルでずっと弾いていくヒト、さまざまに別れるわけです。コピーはできて自分のプレイをすることはかくも難しいわけですね。

それでもギターという楽器はとても魅力的で、なかなか辞めることができないのもまた事実で。書店でギター雑誌を眺めたり、好きなギタリストの新譜を探して聴いてみたり。なかには「ギターをいい楽器に変えたら上手くなるんじゃないか?」何てことも考えてしまうんですね。

ま、それは音楽に限らず大きなカン違いだとしても(笑)いい楽器を弾いてみたいと思うのは音楽好きの正直なところでしょうね。

そんな多くのギタリストたちにぜひぜひオススメなのが今回のアップルギターズさん。
まあドアを開けると実に!まさに!ギターだらけであります。実際にはベースやウクレレ、バンジョーやマンドリンなんかも揃えていらっしゃるのだけど、今回はギターのお話を中心に。

オーナーの花井さんはギター好きが高じてこのお店を開かれたのだとか。それも、ギターの研究というか、製造年や素材みたいな部分まで知りたくて知りたくて、「研究するために」欧米からギターを買うというところから始まっているらしく。今でもお店の奥には楽器の修理や調整のための工房があるのです。
そんな方だから当然かもしれないけど、いやあ、ギターのこととなると話が終わらない!およそギターのことなら何を聞いても教えてもらえるんじゃないかしら。

もちろん花井さんご自身も弾かれるのだけど、演奏するという意味での実技担当はスタッフの篠原さん。バークリー音楽院出身のギタリストである。
嬉しいことに、お店で篠原さんのワンポイントレッスンが無料で受けられるんですね。篠原さんの解説を聞くと、次の一歩へのアプローチの仕方が垣間見えるわけです。今回もコードの弾き方みたいなことをごくカンタンに紹介していただいたんだけど、おおナルホド!って感じでとても興味深い。ギターという楽器の面白さ・深さをサラリと教えていただけるんでした。

当然ギター教室も併設されていて、そこに通う人も多いそうだ。
ちょいと名前は伏せるけれども、何人ものプロミュージシャンもちょこちょこ立ち寄るのだとか。生徒さんの層としては男性が6割、女性が4割というから、女性も熱心にレッスンを受けているんでしょうね。

「ギターの楽しみを知るきっかけ作りのお手伝いをしたい」とおっしゃる花井さん。
いや、一度ここを訪れたら、興味のなかった人までもがギターの魅力にハマることマチガイなし!