ジャズ探訪記 バックナンバー
JAZZ BAR GOODMAN(ジャズ バー グッドマン)
「音」も、「人」も、グッドマン。
三宮駅で降りて山側を西へ。居酒屋に花屋、ケータイショップにブ-ランジェリー、レストランにカラオケ…。この辺りは三宮でもとりわけ賑やかなところと言っていいだろう。すれ違う女の子達に気をとられながらも目に入るピアノ型の青いサイン。これがジャズバー・グッドマンの目印だ。
普段のグッドマンは、2500枚をほこるレコードコレクション(あの阪神大震災を生き延びた貴重品!)を聞きながらお酒と食事を楽しめるお店。ライブがあるのは週末だけなんだけど、取材に伺ったのはちょうどそのライブがある金曜日。人気ミュージシャン・人気シンガーのライブとあって、「予約席」のサインが目立つ。
三々五々と集まってくるお客さんは常連さんも多いんだろうか、みんな気持ちよさそうに席におさまって、静かにライブの開始を待っている。お客さんもニコニコ、スタッフもニコニコ。「和気あいあい」を絵にしたようだ。「グッドマン」って「いい人」って意味なんだろうか。
そういえば「グッドマン」って…?「ベニ-・グッドマン」の名前でもあり、詳しい方ならイギリスのオーディオメーカー?なんておっしゃいます。ま、どっちでもいいんですけどね(笑)」と答えてくださったのは、オーナーでもあり、バーテンダー兼シェフの高島秀実さん。そういえばカウンターの端にはべニ-・グッドマンのポスターが飾ってある。






なんだか気楽なくつろげる店ですね。「ジャズ歴の長いベテランさんでも、ジャズ初心者の方でも気楽に来ていただけるのがうちの特徴でしょうかねえ」たしかにそういう意味では、とても「敷居の低い」お店だ。「ジャズバーってちょっと…」って思ってる人も、ちょっと勇気を出してグッドマンのドアを押してみてほしい。居心地の良さに驚き、通い慣れたカフェのようなお気に入りの場所になるのはまずまちがいないだろう。
ライブのない日でも、オリジナルメニューの「ピザオムレツ」なんかつまみながら、50~60年代のジャズに耳を傾ける…。暖かい気分になるのは、きっと真空管アンプのせいだけではないだろう。
JAZZ BAR GOODMAN
●神戸市中央区北長狭通1丁目9-11 コーストフロムビル5F
●TEL:078-392-1253
取材日:2007.03.23
●http://www.my-littletown.com/goodman/  
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