ジャズ数珠つなぎ
野々村 明 トランペットプレイヤー グローバル・ジャズ・オーケストラ 代表
http://www.eonet.ne.jp/ ̄global-jazz-orch/
Music Space TODO 代表プロデューサー http://mstodo.jp/
甲陽サウンズにて小曽根真、ゲイリー・バートンなど
内外アーティストのコンサートコーディネートを手懸ける。
ジャズ数珠つなぎって
このコーナーは関西を中心に活躍する若手ミュージシャン達を紹介するものです。数珠つなぎに込めた意味は、ミュージシャンがミュージシャンを紹介し、順番に繋いでいくことです。ライブの様子や告知、CDの紹介等を綴っていきます。これからのジャズシーンを支えるミュージシャン達の最新情報をチェックしよう。
竹田 一彦(guitarlist) バックナンバー
竹田一彦さん 竹田一彦さん WebSite

奈良県天理市出身

1936年1月1日生 天理高校、関西大学短大卒。
中学生の頃からFEN(Far East Network=アメリカ軍の極東放送)でジャズ(と言っても当時のPopularMusicですが)にはまり耳を養う。ギターを始めたのは遅く、高校卒業後。20才頃から最初はキャバレー、その後はジャズライブハウス(当時はジャズ喫茶)やクラブ等に出演。
1968年頃から音楽事務所所属バンドになり、森山良子さんのバックバンドで2年間「赤い鳥」や岸洋子さんのバックバンドも。その間も合間を縫ってジャズライブハウスに出演。傍ら1970年頃、ヤマハ心斎橋店に大阪で初めてジャズ教室ができて、以後、ジャズギター講師としても活動。初期の生徒には石田長生氏(現在はロックンローラーで活躍中ですが)が、学生服で来ておりました。

1975年

1976年頃
1985年頃


1997年
1999年

2005年

2009年1月
古谷充氏(As)のボーカルアルバム「Three Blind Mice」"Solitude"(現在CDにて復刻発売中)に参加。
古谷充氏の新しいバンド「コンコード」に参加。
浜崎衛氏(Dr)のプロデゥースでリーダーアルバム"The Good Life" Kazuhiko Takeda with Stringsをリリース。ドラムスにはジミー・コッブ氏とジョー・ジョーンズJr氏が参加。
ジャズギタリスト紳士録Vol.1とVol.2(キングレコード)に参加。
サンディ・ブレアー(Vo)とのコラボレーションアルバム"Bridges" Sandi Blair meets Kazuhiko Takeda をリリース。
寺井 豊(gt)氏 、上山崎初美(b)氏とのコラボレーションアルバム"16strings 30fingers"をリリース。
リーダーアルバム”Live at JUST IN TIME"をリリース。
1995年頃から西山満氏のグループに参加。後、彼と共に日野皓正グループ、ハンク・ジョーンズ トリオ、カルテット。ミッキー・ロッカー(Dr)グループ、トリオ。オテロ・モリノー(Steel Dr)グループ。エディ・ヘンダーソン(Tp)カルテット。ジョン・スタブルフィールド(Ts)カルテット。ジョージ川口と関西オールスターズ等、多数のコンサートやライブハウスに出演。最近では、トミー・キャンベル(Dr)トリオでのライブも年数回。

最終回のジャズ数珠つなぎは24年ぶりとなるリーダーアルバム「Live at Just In Time」を1月1日に全国リリース。 関西が誇るギタリスト竹田一彦さんです。

きっかけは?

中学ぐらいからFEN(Far East Network=アメリカ軍の極東放送)を聴いてたんでジャズには興味あったんです。 高校卒業当時は就職難でなかなか仕事が見つからず兄貴が借りてきたギターをポロポロ弾いてたんです。別にギターが好きでとはちがったけど。今でもなんでギター弾いてんねやろと思うことたまにありますね(笑)。 当時、生バンドがハコ(専属)で入ってるキャバレーやダンスホールがたくさんあってビッグバンドも5つ以上あったと思います。ギターを初めて半年でバンドの仕事してましたね。そのころはちょっと弾けたら仕事あったんですわ。ジャズの教則本も無かった時代やったから全く自己流で弾いてましたね。レコードプレーヤーも高い時代でジャズ喫茶に朝から行ってコーヒー1杯で長いこと粘ってレコード聴いてましたよ。

本格的な演奏活動は?

当時はジャズ喫茶も多くて「銀馬車」「難波一番」など昼間から演奏やってましたね。ウェストコーストジャズ全盛のころでスタン・ゲッツ(Ts)やショーティー・ロジャース(Tp)が流行ってたころですが、難波の高島屋横にあったジャズ喫茶「バードランド」のマスターが「これからは、チャーリー・パーカー(As)やマイルス・デイビス(Tp)や、イーストコーストのジャズを聴かなあかんで。」と言われて、それからはイ ーストコーストのスタイルが好きになりましたね。ウエストコースト全盛時はギター やったらバーニー・ケッセルが一番好きで他にジミー・レイニーやジム・ホールも良く聴きましたけど、イーストコースト派になってからは、どっちかと言うとギターより管楽器のプレイヤーから影響を受けましたね。ソニー・ロリンズ(Ts)ジョン・コルトレーン(Ts)、50年60年代のマイルス・デイビスのグループが好きやったねー。 ミュージシャンはどうしても演奏のスタイルが誰それに似てると言われるけど僕はそう言われるのが嫌いで、ウェス・モンゴメリーもケニー・バレルも大好きやけどあんまり聴きすぎるとそれ風になってしまうからね。自分の個性を大事にしたいと若い時から思ってましたね。

30代から40代は?

そのころは音楽事務所に所属してたんで歌伴やらロック、ポップと何やらされるか解らん状態やったけどその合間に「デューク」などのジャズライブハウスで演奏して決してジャズを忘れんようにしてましたね。40代半ばからは事務所を離れてジャズに専念するようになりましたね。

楽器は何をお使いですか?

1963年製のギブソンのジョニー・スミスモデルをもう40年使ってます。他に持ってたのは買い替えていったから、今持ってたら値打ちが上がってるのがいっぱいあってんけどねー(笑)。今はほとんどこれ一本で演奏しています。

今回のCDについて

今回のCDは全国に流通したことで、「ジャズギターブック」や「スイングジャーナル」でも高い評価をもらって、CDを買われた方から以前にリリースしたCDも買いたいと遠方からも多数連絡頂いたり、ギタープレイヤーからレッスン受けたいとの問い合わせもあり反響がすごく僕自身が驚いています。 2月に関東方面にツアーしてきましたが、お客さんの大部分がギタリストだったのでびっくりしました。

若いミュージシャンに一言。

皆頑張ってますよ。この不景気な状況で就職もせんとジャズで生きて行こうという意欲を感じますね。特にここ「SUB」に集まって来る若い人たちはレベルも高いし、うれしいことです。

CDData

KAZUHIKO TAKEDA Live at JUST IN TIME

 

1 JUST IN TIME

2 ALONE TOGETHER

3 TRISTE

4 WILLOW WEEP FOR ME

5 ON A CLEAR DAY

6 SMILE

 

All composed by Misato Senoo

 

Member

竹田一彦(g) 安次嶺悟(p) 井上幸祐(b)

 

BLUE LAB.RECORD/BLR0801

2009年1月1日発売

\2,500

タワーレコード、HMV、山野楽器、Amazonにてお求め頂けます。

LiveInformation

●2009年3月25日(水)

・場所/ SUB(谷9・6番出口)

・時間/20:30~ 2 sets

・TEL/06-6762-3226

・¥3,000

Tommy Campbell(ds) 西山 満 (b)

●2009年3月26日(木)

・場所/Bar ・HEMINGWAY

(東心斎橋)

・時間/20:00~ 2 sets

・TEL/06-6282-0205

Tommy Campbell(ds)西山 満 (b)

●2009年3月27日(金)

・場所/SUB(谷9・6番出口)

・時間/20:30~ 2 sets

・TEL/06-6762-3226

・¥3,000

Tommy Campbell(ds) 西山 満 (b)

●2009年4月11日(土)

・場所/BORN FREE (岡本)

・時間/20:00~2 sets

・TEL/078-441-7796

・¥2,500

安次嶺 悟(p) 井上幸祐 (b)

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