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ConcertReport・コンサートレポート

JAZZ ON CINEMA III

クリヤ・マコト・トリオ with special guest マリーン 2010年9月5日(日)神戸新聞松方ホール

世代を超えて愛される映画音楽。夢のコラボで贈る魅惑のステージ。

人気ジャズヴォーカリスト・マリーンさんをスペシャルゲストに迎え、今年で3回目となる「JAZZ ON CINEMA III」が、9月5日、神戸新聞松方ホールで開催されました。マリーンさんのパワフル&エレガントなヴォーカルと、クリヤ・マコトさん率いる実力派トリオの夢の初共演です。

音楽とともに甦る映画のワンシーン。それはワインとチーズの心地よい関係のように、映画と音楽は切り離すことはできない。多くのジャズの巨匠と共演し、今年は初のエジプト公演を成功させ、5回目の欧州ツアーを行うなど、世界を股にかけて活躍するクリヤ・マコトさん。そんな彼が率いるトリオは、ガット弦の魔術師、ウッドベースの早川哲也さん、日本ジャズ界が誇るメインストリームの巨匠、ドラムの大坂昌彦さん。いずれも、彼が最も信頼を寄せるメンバーであり、「音色のクオリティーを意識したい」とクリヤさんは話します。

さて、注目のステージはクリヤさんのピアノソロで始まり、「いつか王子様が」(白雪姫)でオープニングを飾ります。「Summer Knows」(おもいでの夏)、「道〜ラ・ストラーダ〜」(フェリー二の道)と、インストゥルメンタルメドレーが続き、おなじみの耳に馴染んだ名曲も独自のアレンジで、すっかりクリヤ・ワールドに引き込まれていきます。

後半はショパンの「Nocturne」(愛情物語)でしっとりと聴かせた後、いよいよスペシャルゲストのマリーンさんが登場。「Moon River」(ティファニーで朝食を)で観衆をひきつけ、クリヤさんのピアノと相性もぴったりです。

MCでは「映画はヒットしなくても、私が歌ってこの曲はヒットしてほしいと角川さんに言われました」と、角川春樹監督とのエピソードを披露。彼女のヒットナンバー「Left alone」(キャバレー)を艶やかに切なく歌い上げます。

秋の夜長にすっかりおなじみとなった「JAZZ ON CINEMA III」。映画音楽をテーマにしたプログラムで、ジャズファンも初めてジャズに触れる人も待ち望んだ、渾身のインタープレイで、ジャズの魅力に酔いしれた夜になりました。

世代を超えて愛される映画音楽。夢のコラボで贈る魅惑のステージ。
COMMENT
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クリヤ・マコトさん
クリヤ・マコトさん

マリーンさんとは久しぶりだったのですが、とてもやりやすかったですね。「JAZZ ON CINEMA」は3回目になりますが、今までとはまた違った密度が濃いコラボができたように思います。選曲については「Nocturne」はCMで編曲していたので、今回のテーマの映画音楽にぴったりはまりました。神戸のお客さんは熱心に好意的に聴いてくれますね。「また来てくださいね」と、声をかけていただいてとてもうれしかったです。

マリーンさん
マリーンさん

クリヤさんのピアノはクリアな音色でした。投げたら返してくれる感じです。ピアノを弾いて音になっているのではなく、ピアノを歌わせているような感じです。神戸のお客さんはジャズをよく知っていますね。聴く姿勢が伝わってくるのでとても歌いやすかったですね。声の表情をつけたりすると、みなさんがすぐに反応もしてくれるので、自分が持っている多くの部分を出すことができてお陰様で気持ちよく歌うことができました。

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