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第二回を迎えたスインギングナイツin KOBE 2008キャンペーン。今回は神戸ジャズの第一人者・小曽根実さんが、北野地区を中心にしたジャズハウスをライブとトークで「おじゃまする」という、なんとも気さくで、しかも贅沢な企画。
これが一店ならともかく、合計16店、ほぼ1ヶ月にわたる企画となると、これはもうほとんど「神戸・北野ライブツアー」です。
そんな豪華なキャンペーンが、この夜、サテンドール神戸で幕を開けました。 |
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中山手通に面した、誰もが知る老舗ジャズハウスのひとつ・サテンドール神戸。
楽しい演奏とトークが楽しめるとあって、この日も開演前からたくさんのジャズファンがつめかけました。おひとりの方もカップルの方もあり、そしてお子さま連れ・家族連れのお客様も。
さすがにファッションの街でもある神戸、ドレッシーな女性の姿も多く見受けられます。みなさんそれぞれに、今日のライブを楽しみにしておられるようです。 |
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神戸ジャズファンにとっては、もうおなじみの小曽根実さん。すでに会場は和気藹々としたムードに包まれまています。
「僕が言うたばっかりに、こんなライブすることになってしまいまして…」
おっとりとした神戸弁のトークに、早くも笑声がこぼれます。
今回のメンバーは、ピアノが小曽根実さん、ベースが三原脩さん、ドラムスが清水勇博さん。普段はあまり一緒に演奏したことのないメンバーだそうですが、そこは同じ神戸ジャズメン。なんとも自然に息が合って、最初の曲「タンジェリン」が軽快に始まりました。
演奏が進み、お酒や料理も次々に運ばれ、客席もどんどんリラックス&ホットに。カウンター席で演奏を聴いていた和服の女性も、リズムに合わせて足袋と草履のつま先が揺れています。
「NO MORE BLUES」、「酒とバラの日々」などおなじみのスタンダードが次々に演奏され、スローなアレンジで始まった「TEA
FOR TWO」が途中でアップテンポに変わると、会場からも手拍子が起こります。
楽しい時間が過ぎるのは早いもの。とはいえ、あっというまに今夜のファーストセットも最後の曲となります。曲目は、これもおなじみ「チェニジアの夜」。ふとカウンター席を見ると、サックスを構えてなんとなく音あわせをしているふうな男性の姿。
ふらりとステージに歩いていったかと思うと、なんとそのまま飛び入りでセッションが始まりました。
飛び入り参加のサックスの男性、なんとこの方、小曽根さんのご子息・啓さんなのだとか。そして啓さんを交えてのアンコール演奏へと続き、こんなサプライズもジャズならでは。
最後には、「チェニジアの夜」を巡る小曽根さんのトーク。落語「時そば」ならぬ「チェニジア・ラーメン」に客席は爆笑。この曲を演奏する時、小曽根さんは決まってこの話をされるそうですが…、いや、これはぜひライブでお聞きになってください。
楽しいトークと素晴らしい演奏、そして思わぬ展開に満員の客席も大いに湧いて、満足感あふれる初春の一夜でした。 |
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