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コンサートレポート

学バン忘年会2018
■2018年12月29日(水)
国立オリンピック記念青少年総合センター カルチャー棟 小ホール【東京都・代々木】

レポート

『一緒にやりたい人とやりたい音楽を』
有志で運営する学生ビッグバンドフェスティバル

 平成最後の年末を彩る楽しいビッグバンドのイベントが、ここ国立オリンピック記念青少年総合センターで開催されました。その名も『学バン忘年会2018』。
一昨年、慶應大学ライトミュージックソサエティが対バン(2バンド競演ライブ)の相手バンドを募集した際、「せっかくなら賑やかで楽しいイベントに」と5バンド集まったことが開催のきっかけです。
3回目となる今年は総勢150人11バンド出演という、学生自身が運営するビッグバンドフェスティバルとしては大規模なイベントに発展しました。
第1回目から実行委員会代表を務める立教大学の日下部裕貴さんは「学生バンドは数多くありますが、大学名を背負ったバンドのレギュラーは、だいたいオーディションで選ばれています。ここに出演するのは、一緒に演奏したい有志で新たに結成されたバンドばかり。あらゆる制約をはずし “やりたい人とやりたい音楽を”という音楽本来の自由な楽しみ方を大切にしていきたいですね」とイベントの趣旨を語ってくれました。
出演バンドの個性も楽曲も実にさまざま。軽快なスウィング、ハードバップから王道のメインストリーム、モダンなラテン、コンテンポラリーなどほぼ出そろっているのでは。中にはアレンジャーに新たに編曲を依頼し、この日初披露となったバンドも。全体としては臆することなく難曲にチャレンジしている姿勢、またジュニアが中心のバンドでは来年・再来年を見据えた選曲や丁寧に練習してきた様子が強く印象に残りました。特に各バンドのソロではステージに立つ瞬間を待ち構えていたかのような、大胆でスケールの大きい演奏が展開されました。こうしたシーンに数多く出会えることは、このイベントならではの収穫といえるでしょう。
とはいえ会場には“忘年会”というタイトルそのまま、出演する人・聴く人・運営に協力する人たちすべてに「とにかく楽しもう」という気負いのない雰囲気があふれ、終始居心地の良さが感じられました。
「創設から3年間、日下部さんが中心となって活躍してくれました。当面の悩みは後継者が決まっていないこと。対バン以外で企画バンドが出演できる有志のイベントは現在ここしかありません。そういう場を守っていけたら」と同じく今年の実行委員、青山学院大学の濱野夏帆さん。
自主的に運営し、企画バンドで自由に音楽する。そうした数少ない学生ビッグバンドイベントとして、今後の継続を期待せずにはいられません。

インタビュー

学バン忘年会2018 実行委員会
日下部裕貴さん 立教大学4年生
出演バンドをTwitterで公募し、運良くいろいろなタイプのバンドが集まってくれました。実行委員会の中心は3-4人。毎日のようにSNSで連絡を取り合いました。出演するバンマス全員と顔を合わせたのは今日が初めてです。初回から応援してくださったデンソーテンさんをはじめ、スポンサーとして協力してくださった企業の皆さまには大変感謝しています。

学バン忘年会2018 実行委員会
濱野夏帆さん 青山学院大学4年生
「時間が合ったら手伝ってもらえない?」と声をかけられ、今回初めて実行委員会に参加しました。大所帯の青学ロイヤルのマネージャーをしていたこともあり、会場取りのノウハウなど多少はお役に立てたかも。“学バン忘年会に出たい”という2年生が出てきてくれたことに希望を感じます。

出演バンド

  • OKC bigband
  • Otoraction!
  • ひらばん
  • さかいBB
  • Led Zeppelin
  • 昔バンド
  • 6 floor jazz orchestra
  • Flute Notes Orchestra
  • モラトリアム延長バンド
  • 男バンド
  • いけたやバンド