バックナンバーページへ

ConcertReport・コンサートレポート

Osakajo Jazz Festival 2015

大阪城ジャズフェスティバル2015/2015年5月23日(土)・24日(日) 大阪城野外音楽堂[大阪市・中央区]

レポート
PAGE TOP

関西11大学の力をひとつに。25年目の集大成イベント

 今年で25回目を迎えた大阪城ジャズフェスティバルが、5月23日(土)・24日(日)の2日間、大阪城野外音楽堂で開催されました。1991年に「関西を元気にする!」というコンセプトで始まった、大学生によるジャズイベントは、回を重ねるごとに地域に密着し、地域に愛される、関西最大級のビッグバンドジャズコンサートに成長しました。
 しかし、ここ数年は開催が危ぶまれ、今年はインターネットを通して、多数の支援者から資金を募るクラウドファンディングにより、50名の支援者から332,273円が集まりました。まさに、「学生の手で関西のJAZZをより熱く!!」という、学生や、OB・OGたちの熱い想いがひとつになって開催することができました。
 開催にあたり、イベントに先駆けて、4月29日には、大阪大学、京都大学、天理大学、甲南大学の4大学によるチャリティーライブや、各大学が大阪と神戸でパフォーマンスライブを開催するなど、PR活動も積極的に行われました。そんな想いが伝わったのか、両日とも開演前から長い列をつくり、2日間で2971人を集め、昨年を上回るジャズフェスファンが詰めかけました。

 各大学のレベルの高い演奏とともにジャズフェスの華として、各大学から集結して結成された「Girls Band」が登場。今年は、毎年、学生たちの浴衣の着付けを担当している工房Fu 藤田佳子先生の発案による踊りのパフォーマンスを披露し、会場を盛り上げました。演奏終了後、浴衣姿の30名がステージに勢揃いし、大阪城というロケーションにふさわしい、例年以上の華やかなステージになりました。
 また、ゲストライブは、大阪城ジャズフェスティバルのセレクションバンドを母体として2004年の結成以来、毎年、出演を果たしている「Double Force Jazz Orchestra」が、今年もパワフルな演奏と、軽快なトークで盛り上げます。関東からは6度目の出演となる「5代目濃い味バンド」が参加し、学生の演奏とは違う東西セレクションバンド対決も見応えがありました。

 実行委員長を務める甲南大学の松田修平さんは、「25年間、続いてきたイベントには、過去の出演者やOB・OGの方をはじめ、たくさんの方の想いが詰まっています。その想いを受け継いで自分たちの手で集大成を見せる日です」と意気込みを話し、今年の大阪城ジャズフェスティバルは、25年目の集大成イベントにふさわしいものになりました。

出演バンド

■1日目
  • 1. 大阪大学 The New Wave Jazz Orchestra
  • 2. 神戸大学 Kobe MUSSOC Jazz Orchestra
  • 3. 立命館大学 R.U.Swingin’ Herd Jazz Ensemble
  • 4. Girls Band
  • 5. 同志社大学 The Third Herd Orchestra
  • 6. 天理大学 ALS Jazz Orchestra
  • 7. Double Force Jazz Orchestra
■2日目
  • 1. 甲南大学 Newport Swing Orchestra
  • 2. 大手前大学 Jazz Skyscraper
  • 3. 佛教大学 R3 Jazz Orchestra
  • 4. 関西学院大学 K.G. Swing Charioteers
  • 5. 京都大学 Dark Blue New Sounds Orchestra
  • 6. 龍谷大学 Jazz Bird Orchestra
  • 7. 濃い味バンド
  • 8. セレクションバンド

Page Top

前の記事へ インデックスへ 次の記事へ