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ConcertReport・コンサートレポート

Swing Jazz Cruise 2013

スイング・ジャズ・クルーズ in 神戸/2013年9月29日(日)神戸ハーバーランド内 全8会場 [神戸市中央区]

レポート
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「実り」をテーマに成長していく、6年目を迎えたスイング・ジャズ・クルーズ

 神戸とジャズの魅力を伝え、大学生が主催するスイング・ジャズ・クルーズは、今年で6年目を迎えました。スペースシアターをメインに、4月にオープンしたumieの4会場に加え、デュオ神戸、カルメニ、はねっこ広場の計8会場に高校生、大学生、社会人バンドからプロミュージシャンまで69組約500人が集結し、すべての会場にたくさんのジャズファンが詰めかけました。

 今年のテーマは「実り」。実行委員長を務める、中山幸太郎さん(甲南大学3回生)が「1年を通して大きく実った『スイング・ジャズ・クルーズ』をお客さまに収穫していただき、ジャズの街、神戸を実現させたい」とあいさつ。関西の女子大生で結成された「Strawberry Sundae Jazz Girls」による「In The Mood」のオープニングナンバーで華やかにスタート。

 スペースシアターでは、関西のジャズクラブを中心に活動し、透き通る声と素朴な語り口に定評がある期待のシンガー、城下麻弥さんをヴォーカルに迎え、クインテットを結成。今回のスイング・ジャズ・クルーズでは、同世代のジャズメンとともに息の合ったパフォーマンスを見せてくれました。

 ポートタワーをバックに望むロケーションの海の広場では「立命館大学 R.U.Swingin' Herd Jazz Ensemble」をはじめ、「関西学院大学 K.G.Swing Charioteers」「大阪大学 The New Wave Jazz Orchestra」など、実力派大学生ビッグバンドの登場に会場のボルテージがグンと上がります。

 そして、再び、スペースシアターに目を移すと、スイング・ジャズ・クルーズではおなじみの「Double Force Jazz Orchestra」がエンディングを飾ります。ユニークなMCと素敵な演奏に会場は大歓声に包まれて、いよいよ感動のフィナーレへ。城下麻弥クインテット、アルトサックス奏者の武藤浩司さんと、学生バンドのコラボによるパフォーマンスに酔いしれます。今年は天候にも恵まれた「実り」のある収穫の多い、スイング・ジャズ・クルーズになりました。

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