ビッグバンドトーク
野々村 明 これまでに私が実際に見た、聴いたバンドについて順次紹介します。
古くは30年前に来日したベイシー、サド・メル、敏子・タバキン、
ギル・エバンスなども記憶をたよりにそのうち書きたいと思います。
ビッグバンドって
ビッグバンドはポピュラー音楽、特にジャズにおけるバンド形式の一つ。一般には大人数編成によるアンサンブル形態のバンド、あるいはこの形態で演奏されるジャズのジャンルのことを指す。前者はジャズ・オーケストラ、後者はビッグバンド・ジャズと表現をすることもある。アンサンブルの形態としては、高度なアレンジとソロパートの組み合わせにより演奏されるため、即興演奏を主とするジャズ・コンボとは対極を成すといえる。ジャズのジャンルとしては1930年代と1940年代に主流となっていたスウィング・ジャズと同義語とされることも多いが、近年ではビッグバンドの形式でスウィング・ジャズ以外(ビバップ、フュージョンなど)が演奏されることも多いため、現在では必ずしも同義語とは言えない。※出典: フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」
ユニバーシティ・オブ・ノーステキサス・ワンオクロック・ラブ・バンド バックナンバー

Dave鈴木さんのCDレビューでも以前紹介されたアメリカで一番うまいであろう大学のビッグバンド。日本の大学のビッグバンドはサークルやクラブ活動としてやっていますがこのバンドはノーステキサス大学ジャズ科のアンサンブルクラスで月曜から木曜の午後1時から1時50分まで授業としてリハーサルを行なっていることからバンド名が付いています。" Two O'clock"、"Three O'clock"と続き他のバンド名もそうなのか定かではないですが全部で9つのバンドがあるそうです。" One O'clock Lab Band"はディレクターのニール・スレイター氏や大阪出身で同大学卒の須浪由美子さん等の現代的でLabという名のごとく実験的な作品を得意とします。

このバンドはIAJE(国際ジャズ教育協会)カンファレンスの常連で、私はここ数年は毎年聴く機会がありました。1996年に演奏旅行で来日、大阪で初めて生を聴いた時はこれが大学生か、と大変ショックをうけました。ロビーで販売していたCDを6枚買ってしまいました。

2004年のIAJEニューヨーク大会では私たちのバンドの次が彼らの出番。舞台ソデで出待ちしている彼らの姿がステージから見えとてもプレッシャーを感じました。

この大学を卒業したアーティストの多くが現代のジャズシーンを支えており、作編曲家ではフランク・マンテュースやマーク・テイラー、又、メイナード・ファーガソンやカウント・ベイシー、ウディ・ハーマンのビッグバンド等に多くのミュージシャンを輩出しています。 パット・メセニーグループの中核のライル・メイズ(Pf)、秋吉敏子ビッグバンドで長年アルトサックスを担当したジム・スナイデロが有名です。

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