ビッグバンドトーク
野々村 明 これまでに私が実際に見た、聴いたバンドについて順次紹介します。
古くは30年前に来日したベイシー、サド・メル、敏子・タバキン、
ギル・エバンスなども記憶をたよりにそのうち書きたいと思います。
ビッグバンドって
ビッグバンドはポピュラー音楽、特にジャズにおけるバンド形式の一つ。一般には大人数編成によるアンサンブル形態のバンド、あるいはこの形態で演奏されるジャズのジャンルのことを指す。前者はジャズ・オーケストラ、後者はビッグバンド・ジャズと表現をすることもある。アンサンブルの形態としては、高度なアレンジとソロパートの組み合わせにより演奏されるため、即興演奏を主とするジャズ・コンボとは対極を成すといえる。ジャズのジャンルとしては1930年代と1940年代に主流となっていたスウィング・ジャズと同義語とされることも多いが、近年ではビッグバンドの形式でスウィング・ジャズ以外(ビバップ、フュージョンなど)が演奏されることも多いため、現在では必ずしも同義語とは言えない。※出典: フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」
シェリー・マリクル&ディーバ・ジャズ・オーケストラ バックナンバー

シェリー・マリクル(Dr)がリーダーの"ディーバ・ジャズ・オーケストラ"はニューヨークに拠点を置く女性のみのビッグバンド。1993年にオーディションで選ばれたメンバーにより初のコンサートを行いこれまでに6枚のCDをリリース、世界各国のジャズフェスティバルやブルーノートNY出演など活発な演奏活動をしています。現在オーストラリア、イスラエル、日本人のメンバーも在籍しています。写真は2001年IAJE(国際ジャズ教育協会)カンファレンスでの演奏ですがベースは兵庫県出身の素晴らしいベーシスト植田典子さん、ピアノは写ってないですがなんと山中千尋さんです。(現在のピアノは大野智子さんに変わっています。)

トランペットのTanya Darbyは14年前モンタレー・ハイスクール・ビッグバンドのメンバーとして来日し私のバンドともジョイントコンサートやホームステイをしたことを思い出します。昨年はこのバンドのピックアップメンバーで構成されたクインテット"Five Play"で来日、久々に植田さんの演奏を大阪で聴く事が出来ました。

近年日本では、映画"スイングガールズ"が出来た要因とも言える女性プレイヤーの進出で学生バンドの男女構成比はすでに女性が勝っているのではないでしょうか・・・。

リーダーのマリクルがあるインタビューで、『男性または女性であることの問題は、夢の追求に影響するような重要なことではありません。"ディーバ"は一般的に弱くて臆病だった女性ジャズミュージシャンの
固定観念を壊します。』

女性ばかりという先入観からは程遠いパワフルなサウンドと個々の技量はマリクルの言葉を実践していました。

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