西梅田はハービスエントの地下2階、でも梅田の地下街を歩けばそのフロアなので、感覚的には地下1階という感じ。交通も各線梅田・西梅田、あるいは東梅田や大阪駅からもほんの数分。会社帰りに来るとしても、ちょっとお茶して一息ついて…なんてことにもとても便利なロケーションである。
うかがったのはまだ開場前で、重厚でモダンなデザインの門（？）もまだ閉じている。今回お話をうかがう庄山路子さんとその前で待ち合わせて、いよいよ中へ。

ゼイタクといえば、演奏するミュージシャンも一流揃いで超ゼイタクである。
11月の予定を見るだけでも、フライド・プライド、話題のウィンター・プレイ、PE'Z、フェイス・エヴァンス、akiko、イリアーヌ・イリアス、チャカ・カーン…、12月にはデビッド・T・ウォーカーの来日も予定されていて、いや、もう枚挙に暇がない。
ブルーノート時代にはジャズ中心だったけど、ビルボードライブ大阪として生まれ変わってからはほぼノン・ジャンル。もしジャンルがあるとすれば「『オトナが楽しめる音楽』ですね」と庄山さん。
たしかに。「音がいい」というミュージシャンも少なくないというこの空間に、きっと幼い音はそぐわないだろう。

さて、音楽以外に気になるドリンク・フード関係なんですが（笑）。
いやアナタ、ご心配いりません！
ソフト・ドリンクからアルコール類まで各種！いろいろ！とりどりに！ずらりと揃ってます！ さらにフードも、おつまみ系からしっかりした食事まで厳選された逸品がズラリ。選ぶことそのものが楽しくなるようなメニューブックはまるでレストラン並み、しかも、アーティスト限定のメニューなんかもあったりしてこれも楽しみのひとつですね。

時間は知らないうちに過ぎて、もうすぐ始まる今日のライブはボビー・コールドウェル。AOR好きならたまらないアーティストだ。
「WHAT YOU WON'T DO 4 LOVE 」のエンディングは夏の青い夜の風のようだった。「HEART OF MINE」はニューヨークの摩天楼。そして「JAMAICA」。秋も深まりつつある大阪で、はるかな南の海に沈む夕陽を想うのも悪くない。
ビルボードライブ大阪は、そんなふうに思わせてくれるお店だ。