念願だったお店はできたものの、当然パラゴンはすでに生産中止、ちょっとお店に買いに行く…というわけにはいかない。やっと見つけたこのスピーカーが届いたのはなんと開店3日前!こうなるとオーディオ探しもなかなかスリリングですね(笑)。
お店の内装なども、「パラゴンの音に合わせて」の設計で、天井の高さや窓の大きさも、すべてこの音の魅力を最大限に引き出すためらしい。それだけに、肝心のパラゴンが来ない事にはハナシにならなかったというわけだ。
いや、難しいことはわからないけど、とても聴き心地のよい音なのは間違いない。スピーカー横のレコードがぎっしり詰まったブースには真空管アンプの姿も見える。マッキントッシュにマランツ、プレーヤーはトーレンスカラード…こう書きながらも、僕にはもうすでによくわからないんだけど(笑)、永野さんの「いい音を聴きたい、聴いてほしい」という気持ちの熱さは伝わってくる。 |